人の世は難しい

 人に仕事を押し付けられてもそうとは気付かず、「私がやるべきことなんだ?」と受け取ってしまうことがしばしばあるらしい私(つまり鈍感)。今日もそうなっていたらしいのですが、自分自身はあまり深刻に考えず、「チームに人がいなくて時間的余裕ないなぁ・・・」と思っただけだったのですが、その場に一緒にいた先輩は「自分がやるっていったのに、これは丸投げだよ!」と激怒。その姿を見て「そうだったんだ・・・」と気付きました。
 燕を見た後だからかもしれませんが、私は何も見えてないし、知らないのかなーと考えてしまいました。努めて、物事は肯定的に受け止めようとしていますが、そのために「おかしい」とか「ここをこうした方が」とか、正道を行くための疑問なり意見なりを持てなくなってるのではないだろうかと思うのです。本当なら「違う!」というべきところで、無意識のうちに「仕方ない」とか「そうなのかも」と自分に言い聞かせているんじゃないかって。そう思ったら、何となく怖くなった。
 現状を維持するのも結構難しいことです。4年半同じ仕事をしていても、一日として同じ日はない。でもあの会社にいる限り、もっといろんなことを学んで知って、相談するときや決断するときに、それが正しくても間違っていても、通っても通らなくても、自分なりの考えを持たなくてはいけないのだろうなぁと思いました。ずっと親元にいるからいつまでも子どもみたいに思っていたけど、社会人なのだし、もう完全に大人なんだよね。
 それは仕事だけではなく、別のことでもいえますが。難しいとかわかりにくいなどと言い訳せず、小さな一歩でもいいからちゃんと始めないと、いつか後悔するときがくるのかも。そんな気がした一日でした。