流れ星にお願い

 行きの電車が異常に寒く、会社も午前中はめちゃくちゃ冷えていたので、凍えるかと思いました・・・。カーディガンをぎゅっと身体に巻いても、あの冷房独特の、シンとした空気の冷えが堪えて、「今すぐ帰りたい・・・」と思いながら頑張った。お昼ごはんにコンビニで買ったカレーを食べたのと*1、冷房が少し弱くなったのとで、何とかしのげましたが・・・帰宅後絶不調に。気持ち悪いし、腕が冷えてるし、微熱があるときみたいに全身がぼぉっと・・・。お風呂に入ってやっとホッとしました。本当の本当に、冷房が体質に合わないのだと思います。でももう、耐えるしかないんだよなぁ。
 初夏生まれのためか、冷房が苦手なためか、この地が盆地のためか、暑さには強い方です。肌が弱いので、陽やストッキングにかぶれたり、汗疹ができたり(先ほど無意識のうちに掻き壊して血が出ました・・・)しますが、それさえガマンすれば冬よりずっといい。でも決まって訪れるノスタルジックな記憶には滅法弱いです。どんなにどんなに頑張ってみても、ここに留まっていられない。過去に引きずられる。だから毎年夏の半分は、現在を生きていないような気がします。『ホリー・ガーデン (新潮文庫)』の果歩みたいに。この1年間すごく頑張ったつもりだけど、結局同じところに立っている自分に恐怖すら覚えます。本当に一生このままなんだろうか・・・。これ以外の人生も考えられないけど、このままの自分でも意味ないよ。
 最近、よくベランダに出ます。別に景色がいいわけではないし、もう星もほとんど見えないけど。でも風に吹かれていると、友だちが話しかけてくれているような気がします。あの穏やかな声で、頑張れって。先ほど一等星くらいの光がすーっと走りました。ほんの一瞬のことだったけど、人はあれを流れ星というのかな・・・。たぶん光の加減か何かで、流れ星とは違うと思うけど、ちょっと「ラッキー」と思いました。

*1:やっとカレー食べたよ、剛さん!