吹奏楽の思い出

 日曜の散歩中、通ってた中学校から音楽が聴こえてきました。ブラスバンド部の練習にしてはうますぎるので、デモテープでも聴いてるのかな?と足を止めて聴いてたら、上から女の子が私を見下ろしているのに気付きました。「はて?」と思って数秒見つめあっていたんですが、彼女の表情が険しいので「もしや変質者だと思われてる!?」と思い、そそくさと立ち去りました。一応先輩なのに(涙)。十数年前は私もそこで練習してたんだぞー。
 「吹奏楽オーボエ」の高校時代にはいい思い出がほとんどありませんが、「吹奏楽でフルート」だった中学時代は楽しかったです。「何が」とか「これが」とか限定された出来事があるわけじゃないのですが、初めてみんなでひとつの音楽を作る楽しさを覚えた時間として、くっきり心の中に残っています。それまでピアノを習ったり、小学校でトランペットをかじったり、音楽の授業でリコーダーを吹いたり、いろんなことをしてきたけど、フルートを吹いていた時間は全然違う高揚感がありました。生きている実感といったら大袈裟かな。
 土曜日、途中まで同じ電車だった男の子*1とも「みんなでやるのが楽しい。ひとりでやっててもつまらない」という話をしたんですが、もう戻れないなぁと思います。どんなに苦しくてもつらくても、思うように吹けなくて悲しい思い出が増えても、楽器を持たない生活とか、ひとりで楽器を持つ生活には。受験勉強の間や会社に慣れるまでは楽器を持たない生活をしていたけど、絶対再開してますもんね。やってない間の、悪いことを見て見ぬふりするような、本当は欲しいのにいらないと意地張るような後ろめたさ。
 今週の土曜日は花火大会なのですが、日中は市民会館で吹奏楽コンサート(中学の3年間、私も出てました)があるので、行ってみようと思います。何年ぶりかな〜。・・・そのときのパンフレットに平成11年と書いてあるから*2、6年ぶりですね。高校でアルトサックスを吹いていた同期が市民吹奏楽団に入っていたことを知ったから行ったんだけど、まだやってるのかなぁ。

*1:ひとつ下のバイオリン弾き。だけどいわゆる総合職なのでもう主任・笑

*2:演奏会のパンフレットはすべて取っておいてますv