三位一体

 営業マンの方を講師にお招きした勉強会に参加してきました。私の会社は本社事務がいて、営業店があって、営業マンがいるという体系なので。今日はいわば会社組織末端の、実際に商品を売る方にお会いできたのでした。
 今年は営業店へ留学したり、研修しに行ったりして営業店での仕事を垣間見ることができたり、今日の講義で営業マンの仕事に対する心構えを知ることができたりと、視野が広がった1年の気がします。もちろん知ったのは氷山の一角ですけどね。
 5年近く同じ部署にいて同じことをしていても一日として同じ日はないし、毎日が勉強なんですが、どうしても守りに入ってしまいがちな自分がいるのも否めません。現状が維持できればいいやという甘えみたいなもの・・・。
 でも日々刻々と変わっていく世界情勢・社会・経済、自社の商品・他社の商品、流行廃り、そういう風を一身に受けて。業務に関する知識や情報だけじゃなくて、商談のきっかけとなる趣味的な分野の知識までつけて。商品を販売してくれてる人には現状維持をするだけでも大変なことだし、守りに入るなんて甘えは命取り以外の何者でもないんだなと思いました。
 これまでの5年間に聞かされてきた営業店や営業マンの苦労が、ずしっと実感として染みた1年でした。相手の立場に立って、思いやりを持って、そういわれ続けて、そう努めてきたつもりでも、実際目で耳で感じると、「なーんだ、私なんて全然ダメだったじゃん」と思います。
 組織とか数字とか、ときにはおかしいな?矛盾してるな?なんて思うこともあるけれど、ただただみんな生きていくのに必死なんだよなぁなんて思いました。この先いつまで働くかはわからないけど、この1年で感じたことを忘れずにいたいなぁ。