つばさの城下町in松本(笑)

 というわけで、長野県松本市へ行ってきました。松本駅を素通りしたことはあるのですが、観光したのは初めてです。もちろん、国宝の松本城を見たのも初めて。・・・行くまで、国宝のお城は日本に4つしかないことを知りませんでした。父が聞いたら泣くかも(←日本史の先生だった)。
 友だちに「連休には日帰りで松本城を見に行く」といったら、「渋すぎ!!」といわれたのですが、何故松本城にしたかというと、「まごまご嵐」という番組で相ちゃんとキャプテンが訪れ、罰ゲームで翔ちゃんが鳩のフン掃除に訪れた(見届人は二ノ)からです。一度ね、ロケ地めぐりというのをやってみたかったのです。くふ。
 まごまご嵐は放送していない地方もありますし、写真が多くて*1異常に長いので、一応隠しておきます。

 松本までは歌にも出てくるあずさ号で。会社へ行くより早起きだったので、乗っている間中熟睡してしまい、景色は全然見ませんでした(だいたいいつもそうなので、父に呆れられる・苦笑)。松本駅まで約2時間で到着。

駅からお城まで歩いてもそんなにかからないのですが、公共交通機関を使ってみたい!ということで周遊バスに。1回100円。観光メインのバスらしく、クリスマスの飾りつけがしてありました。夜になったらピカピカ光るのかも。
 
 近いので景色を楽しむ間もなく、あっという間に到着。ついに来ました、国宝・松本城天守閣〜。まず中に入る前にお堀を見学しました。うっすら雪が積もっているところもあり、寒いわけだわ〜と思いました。地元もかなり冷え込んでるけど、まだ雪は降らないからなぁ。

 お堀といえば、はい、カルガモ。いっぱいいましたよ。

 そして営業部長(?)白鳥。

 もちろん鳩もいます。・・・これね、フンに悩まされるのもわかるなっていうくらい、ものすごい数がいました。この時お茶が入ったビニール袋を提げていたのですが、えさと勘違いされたのか、撮影後囲まれちゃって大変でした。えらい人懐こいんですよ。

 拝観料を払って中へ。・・・観光名所には必ずあるといっていい記念スタンプ。数年後、「こんなの押してたんだ〜。でも見ないよね〜」といって捨てられることになったとしても、あれば絶対に押してしまうのは何故だろう(笑)。なかなか美しいスタンプでした。インクも乾いてなかった。

 烏城といわれるだけあって、本当に黒いです。天気がよかったので、青空や山々が映えていたのもあり、とても美しいお城だと思いました。でもやっぱりちょっと哀しい感じもしましたね。戦うことを意識されて創られた建物ってことで。
  
 敵が攻めてきたときにはここから見たんでしょうね〜。小さくてよく見えないかもしれませんが、四角と縦長の穴は矢狭間・鉄砲狭間といって、銃や矢を出すための小窓です(真ん中と右の写真が中から撮ったもの)。身をかがめて覗いて見ると、お堀や雪化粧をした山が見えました。戦の時には敵しか見えなかったはずの窓。平和っていいなぁ。
 松本城は戦国時代に創られたものなので、戦の主流が鉄砲へ移っていくのに対応しているお城だそうです。お城の中の展示品も鉄砲が多かったですね。本当にいろんな種類があって、その技術は日本独自のものが多いそうです。そして、火縄や玉を作るのは女性の仕事だったそうですよ。硫黄島を見た後ということもあり、胸にこみ上げてくるものがありました。
 天守閣の最上階までは階段なのですが、これが急だったり一段一段の高さがマチマチだったりで、バリアフリーが叫ばれる現代では信じられない創りでした(笑)。上りはいいのだけど、下りるのが怖い。これは敵が城に入って来てしまったとき、攻めにくいようになってるんだそうです。確かにあんな鎧着て、あの階段を駆け上るのは至難の技だわ・・・。
 最上階は外に出られるわけではないので、開けてる!!って感じはしないのですが、思えばそんなに開けていてはいけないんですよね(笑)。これは一番急な階段の下で待機しているおじさんが話してくれたのですが、城には戦のときしか篭らないのだそうです。城のすぐ下に普段生活する家があったんだって。
 
 お城を出て、内堀に戻ってきました。・・・えと、翔ちゃんが掃除していたのは多分この辺です(親方が褒めたときに立ってたあたりから撮影)。二ノがワニを使ってイタズラしたのもこの辺じゃないかと思います。

 続いて向かったのは相ちゃんがお薦めした、みそざらめ煎餅の信州有喜堂さん。入ると奥から「そこに試食があるから」といわれたので、一欠片いただくと・・・うまい。私、お煎餅はしょうゆよりざらめが好きなんですよ。特に梅ざらめ。母もお煎餅が好きなので、お土産に買って行こうと選んでいたら、「今の若い人はそういう固い煎餅は食わないんだよな!」と話しかけられました。
 若いお客さん*2が珍しいのか、美人ではないですが*3、「食ってみな」と1枚くれました。ありがたくいただきながら(本当においしい)、お土産にいくつ買うか迷っていると、その間もしゃべるしゃべる(笑)。さらに「これも食ってみな」ともう1枚くれました。「お腹いっぱいになっちゃうけど、米だから大丈夫だよ」・・・何が大丈夫なのかよくわからないけど、そちらもおいしかったです(写真は2枚目)。
 結局みそざらめを4袋と、辛子みそを1袋買いました。「1袋××円でいいや」と値札の意味なし!みたいな計算でオマケしてくれた。本当に威勢と気前のいい人みたいです。商売大丈夫なのかなぁと私が心配になってしまいましたが、「手焼きだから生産が追いつかねーよ!」といっていたので、繁盛してるんだと思います(笑)。ちなみに隣のお店は「冬眠中」って書いてありました。桜が咲くまで休みらしい。
 
 お煎餅でお腹は膨れていましたが、お昼時なのでおそば屋さんへ。キャプテンがお薦めした古ばやしさんです。有名らしく、大きな看板が出ていたのですぐわかりました。注文したのはキャプテンが食べた志っぽくそば。具である麩も蒲鉾もナルトもあまり好きではないんですが(卵としいたけと鳥肉は大好き!!)、食べられないわけじゃないし、そんなに大きくないだろうと思って頼んだら、超特大の麩が2本、蒲鉾もナルトも分厚かった(笑)*4
 おそばは生そばって感じで、とてもおいしかったです。肉厚のしいたけがまたおいしいw*5かなりのボリュームなのですが、ペロっと食べてしまいました。入ったときは2人しかお客さんがいなかったんですが、どんどん混んできて満員に。噂どおりの人気なんですね〜。
 お腹もいっぱいになったのでふらふらと散策(硫黄島のポスターを見つけてドキドキしたり・笑)。城下町といっても、「いかにも!」って感じはしなかったです。近代的っていうか、オシャレなお店もたくさんありました。何といってもパルコがあったし(パルコといえば私にとって「渋谷」と「吉祥寺」なので、都会なイメージ)。
 
 なわて通りは高山みたいにお店が立ち並び、縁日っぽい雰囲気でしたが、綺麗に整備されていました。昔ながらに残ってるって感じではなかったな。写真はみんなで焼き芋を食べてた焼き芋屋さん。残念ながらお腹いっぱいだったので食べられずでした。

 最後にキャプテンが紹介して破れてしまった、ロボットが作るソフトクリームのお店、パリの五月(開運堂)。やっぱりお腹いっぱいだったのと、寒くてソフトクリームという気分になれなかったので、ベークドチーズケーキを買いました。和菓子と洋菓子と両方売っていて、ガラス張りの高級そうなお店でした。
 さすがに馬肉はムリでしたが(笑)、行きたいと思っていたお店には全部行けたし、松本城もゆっくり見学できたし、満足したので帰途に。帰りはちゃんと景色を見ようと思ったのですが、陽が落ちてどんどん暗くなってきてしまい、結局寝てしまいました(笑)。帰りも2時間で地元駅に到着。
 初めてのロケ地めぐりはとても楽しかったです。散歩大好きだし。地図は読めないんだけど、何となくイメージして歩いていると目的地に着くので、知らない土地を歩くのも好き。またやってみたいなーと思います。日帰りで行くなら次は小田原城かな〜(何故城下町ばかりなんだ)。

*1:相変わらずピンボケですが・・・

*2:若いといっていいのかどうなのか

*3:相ちゃん曰く「美人にはタダであげちゃうらしいんですよ」

*4:ちゃんと食べましたよ

*5:我が家はみんなきのこ好き。我が家のきのこ類消費量は半端ないです