立ち見で映画を見るのは2回目です。でもそのお陰でスクリーンが正面から見られたから、どうってことありませんでした。潤くん綺麗だったなぁ。への字口さんだし、つるピカお肌でもないし、動作も優雅ってわけじゃないですが、潤くんに似合う形容詞って「綺麗」だよなーって思います。なんでだろ。身体のラインが女の子みたいだからでしょうか*1
 130席ほどの小さな劇場は、潤くんのファンと思われるたくさんの若い女の子と、奈々ちゃんファンと思われる数名の男性と、1000円だからいらしたんですか?というおじさまで埋め尽くされていました。平日なのに混むもんなんだなぁ。制服の子もいっぱいいたけど、学校は終わったんかい・・・?
 お話はというと、映画というより潤くんと奈々ちゃんのイメージDVDって感じでした(笑)。終わった後、場内が数分どよめいてたけど、だ、大丈夫なのか? (隣で見ていた潤くんファンらしき高校生の団体のつぶやきが、私の感想とまったく同じだったんですけど・笑)
 帰宅後母に「原作はエロいんだって? ○○ちゃん(←母の友だち)が『さっちゃん大丈夫なの?』っていってたよ」といわれたんですが、それは全然大丈夫ですよ(笑)。原作の僕妹みたいな直接的なエロさというのは私好みじゃないけど、エロいのがダメだったら文学部なんていけませんから(笑)。
 感想を書くか迷ったけど、自分のためにちょっとだけ書いておきます。


 普段から映画を見る人間ではないので何ともいいがたいのですが、これが潤くんの初単独主演作か・・・と思うと、ファンとしてはどーにもこーにもな気持ちになりました(潤くんにとったら余計なお世話だと思いますけれど)。映画が決まった後しばらくして原作を読んでおり、「これを映画化するならこんな感じかなー」と思ったとおりではあったんですが、もっと潤くんがインタビューなどでいってたような感じになってると思ってたよ・・・。
 原作を読んで、「これを映画化するならエロいところは削除して、悲恋ってところに焦点を当てよう」と私でも思うけど、だったらふたりの相手を想う気持ちだったり、それがモラルに反する苦しみをもっとじっくりと描いてもよかったんじゃないでしょうか。ふたりがあれだけ頑張ってるんだったら、もっとわかりやすくて、もっと感情移入できる、世間からは白い目で見られても、本人たちにとっては純粋で真剣な恋愛が描けたような気がします。
 でも潤くんの怖々告白するところか、せつなげな表情とか、最後の泣き顔とか、それは期待を裏切られることなくよかったです。いつもの色っぽさがなくて、ちゃんと高校生に見えた。初めて見た奈々ちゃんの演技も、初々しくてたどたどしくて、それがピュアだなって思えてかわいかった。「頼。」って呼ぶところは原作のイメージに合ってる気がしたし。ふたりが話したり、見つめ合ったり、触れ合ってるシーンはとても美しかったです。

*1:奈々ちゃんとスタイルがよく似てたよ。奈々ちゃんって本当に背が高いんだなぁ