読書の秋

 社会人になる前は本ばかり読んでましたが、入社と同時にパタと読まなくなりました。この6年半で新しく買った本は数えるほどで、後は大学時代に読んだ本を繰り返し読むばかり。お友だちにブックカバーをいただいてからするようになったけど、それまではしないで読んでいたので、お気に入りの本はたいがいボロボロです。新しい本が読めなくなった理由はいくつかあるけれど、大きい声ではいえません。。。
 隣の席の方に「娘*1にオススメの本あります?」って聞かれるんですが、こういう場合はどういう基準で選べばいいんだろうと悩みます。「何でもいいから活字を読んで欲しい」とか、「今からカタイ作品を読んで欲しい」とか、いろいろあるじゃないですか。うちの親は本代を惜しまなかったけど、アレ読めコレ読めとはいわなかったので、お母さんの気持ちはよくわからず・・・。
 同期に貸したこともあるし、昼休みに読んでたりするので、村上春樹が好きっていうイメージがあるみたいなんですが。好きか嫌いかっていわれたら好きだけど、そもそも当時好きな人が読んでたから読み始めたので(ありがち)。未だに自分の意思なのかはっきりしなかったりします(笑)。・・・amazonさんから新刊出たっていうメールを見て本屋さんに行ったけど*2、小説じゃなかったと知ってガッカリしたということは、好きってことなのか?
 村上さんの小説を読んでいると、「不幸は青空の下に存在してるんだなぁ」って、「誰かを好きになったり、一緒に生きることは孤独を知ることなんだなぁ」って思うんですけど、その感覚は好きです。引きずられてしばらくその感覚から抜け出せなかったとしても。隣の方に「1冊だけ読んだけど、元気なときじゃないと読めない気がした」っていわれて、わかるーって思いました。村上さんの小説を読むと、現実を破壊されたような気がするんですよね。だから読み始めるのに覚悟がいる。
 雨恋が読み終わったので、今日から新しい本を読み始めました。一度読み始めてしまえば、勇気を出さなくても新しい本が読めます。通勤片道でしか読んでないし、学生時代に比べてスピードも格段に落ちてるので、何日かかるかしらー・・・。
 僕らの音楽を見ました。そろそろ徳永さんにオリジナルを歌ってほしい。

*1:中学生か高校生かそれくらい

*2:でも村上さんの小説は文庫でしか買わない