この日を待っていたのかも

 石 原 さ と みちゃんのラジオで初めて『No more』を聞きました。レコメンでは聞けなかったのでね・・・(知っていたし、家に帰ってもいたのだけど、疲れてたのでごはん食べたら忘れてしまった)。これを・・・米 寿 司が歌う理由って・・・(苦笑)。こーちゃんではダメだったのかしら。歌番組に出るのか知らないのだけど、出るのだとしたらどうやって出るんでしょうね〜。考えるだけで笑えます←どんな想像してるのだか
 地方で働いている友だちが研修の帰りに地元を通るというので、ごはんを食べてきました。お店に3時間ちょっといたのだけど、振り返っても「何話したんだろう?」と思うようなことをだらだら・・・。付き合いの長い友だちとの会話って、誰としてもそんなものかもしれないですね。男友だちなので、ガールズトークのような盛り上がる話にはならなかったけど・・・。男友だちと仕事の話をすると納得できないっていうかカチンときたりするのですが(相手はわかんないけど)、その分「私も女なんだなー」と自覚します。やっぱり考え方が全然違うんだよねぇ。
 友だちといっても、私はずっと好きでした。同じ学校に通ってた頃から、ずっとでなくても、断続的に十何年も(冷静に考えなくても異常)。大袈裟に聞こえるかもしれないけど、私らしい人生はその人に会ったから始まったんだと思います。それまで自分のことが嫌いで、出来ることなら誰かと変わりたいと思い、矛のようなフルートを吹いていた私が、初めて、「どんな自分でも私はこの世に1人しかいない」と、「例えビリでも一生懸命走ればいい」と、ありのまま受け入れることが出来たのは、その人に会ったからでした(コンプレックスがなくなったわけじゃないけどねぇ)。その人が結婚したそうです。
 最後の最後になって「いうことがあるんだけど・・・聞きたい?」といわれたので、「結婚しますじゃないの??」といったら、もうしていました(笑)。友だちに事後報告かよ!と思い、H(共通の友だちで、彼の幼なじみ)は知ってるの?といったら、「知らないと思う」と。・・・・・・オイ。変な人っていうか・・・まぁ変な人なんですが、いいのか、それで。あげく幼なじみには「風の噂で伝えといてー」っていわれたので、「直接言えよ」といったのですが・・・早くいってあげればよかったのに。幼なじみが結婚したのに何ヶ月も教えてくれなかったら、私はショックですけどねぇ。。。
 去年の夏二 ノの報道があったときに、少なからず心配してくれた友だちがいたのですが、私は全然平気なタイプなので、「気を使われる方が困るよ〜」と答えながら。内心、その友だちに笑って「おめでとう」という、いつか訪れる大仕事に比べたら、こんなの何でもないよと思ってました。その友だちと付き合うことはありえないし、また望んでもいなかったのですが、おめでとうと笑う自信はなくて。でもそのときが訪れてみると、拍子抜けするくらい全然平気でした。「いうことがある」と切り出される前から気付いたし、冗談じゃなく本気で「結婚しますじゃないの??」と聞いてたし、正解といわれてすぐにすんなりと「おめでとう」という言葉が出てきました。本当に平気だった。
 私は一旦何かを始めると、自分ではなかなか終われません。楽器は変わっても音楽は辞められない。いくら仕事で適当なところで割り切れといわれたり、丁寧すぎるといわれても、変えられない。未だにどうぶつの森も細々と続けてるような人間で。その人のことも過去と現在の区別や、好きと友情の区別がつかないまま、十年以上過ごしてきました。2年前に決着は付けていたのだけど、他の人を好きになろうという気にはなれなかったから、まだダメなのかなーと思っていましたが・・・2年間でちゃんと、友だちとして見られるようになっていたんだなぁと気付きました。
 彼が結婚して、それをきちんと伝えてくれて、嬉しかったです。昔何度か失恋した彼を慰めたことがあるのだけど(私はドMだと思う・笑)、もうそういう姿を見なくていいし、いろいろ心配することもない(危なっかしい人なんですよ・・・)。会ったときからずっと幸せになってほしいなぁと思っていて。私がその人間じゃないこともわかっていたから。やっとそういう人が見つかったんだと思ったら、本当に嬉しかったです。何気ない話題の端々に「今までと違うなぁ」という言葉が混ざっていたのだけど、そういうことだったんだーって、よかったーって思った。強がりじゃなく、心から。
 2年前からみんなに「音が変わったねぇ」といわれたり、演奏を褒められたり、「何かあったの?」と聞かれましたが、それは過去を過去としてしまうということを始めたからだったのですねぇ。過去をしまうと素直に今の自分を出せるようになり、それが音に現れたのだと思います。そんなふうに歩みは遅くても、これからも変わっていけるのだろうなと思います。昔、その人が教えてくれたことにしがみつかなくても、今の私ならダメな自分とも向き合えるし、その上で前に進んでいけるんだろうなって。音楽と同じ。人生には矛も盾もいらない。自分という身一つで生きていくしかない。最後までその人は大切なことを教えてくれたなと思います。30になる前に気付いてよかったです(笑)。(夜のエントリーからちょっと追記しました。ごめんなさい)