素朴な疑問

 数日前、友だちにぶつけられた素朴な疑問。「日記を公開するのは何故? 自分を知って欲しいってこと?」。うーん、難しい質問ですね。物心ついたばかりの頃「死ぬってどういうこと?」と詰問してよく母を困らせてましたが、そういうのと同じ質問の気がします。敢えていうならば、私にとって日記を書くことは、オーボエを吹くことと同じです。仕事をしたり、友だちとおしゃべりするのとも同じ。たぶんKinKiや嵐のコンサートに行くのとも同じです。生きているという形のない事実は、向き合うものなしに実感できないわけで。それが文字か身近にいる人かの違いだと思っています。それに、断続的とはいえ14歳のときからずっと書いているので、もう生活の一部なんですよね。ごはんを食べたり歯を磨くのと一緒です。理由なんて考えない。自然に書いてる。ときどき食欲が無くなるように、書きたくない日もあるという程度。では何故それをwebでやるのか?
 web日記を書き始めたのは大学卒業と同時ですが、理由は・・・ホームページに載せるものがなかったからだと思います(苦笑)。友だちに勧められてホームページを作ったものの、テーマがないので何も載せるものがなく*1、日記くらいしか思いつかなかったのです。途中でKinKiのファンサイトにしたので、日記も日常のことからKinKiのことが主になりましたが、臨む姿勢は始めと変わっていないと思います。自分のために、自分が生きてきた足跡を書き留めてる。だから、今ブログを辞めてノートに戻っても、書くことはほとんど変わらないし、正直なところブログでもノートでもどっちでもいいんだと思う(笑)。ただ日記を書かないという選択肢がないだけで。
 でもそれを敢えてwebでやっているのは、私の中に潜む小さな自己顕示欲の表れだと思います。生まれてきて、小さいエリアで生きて、限られた人と出会って、80年くらいで死んでいく。日々の生活にもちゃんと足跡は付くのだし、それで充分なんだけれど、webはプラスαのエリアを与えてくれるのです。歴史に名を残す人のように世界の中心で愛は叫べなくても(笑)、世界の隅っこで「生きてるよー」とつぶやくことは出来る。やろうと思えば誰でも。そうやってつぶやき続けていたことによって、普通に生きていたら会うことがなかった方と友だちになれたし、遠くに住んでいる方とお会いしたりできました。自分を見せることで少しだけ世界が広がる。
 で、これは仕事にも友だち付き合いにもいえることなんですよね(笑)。webほど広くないにしても、仕事も身近な友だちも自分次第でどんどん広がっていくし。オーボエだって、私に限っていえば「聴きに来て!」というのがためらわれる演奏だけど、やっぱり来て欲しいと思うし、来てくれるのは嬉しいです。聴いてもらうことによって、次回はもっと頑張ろうって励みもなる。だから、web日記を書くことはオーボエを吹くことや、仕事したり友だちとおしゃべりするのと同じことだと思います。ときどき不安になって辞めようかなーなんて思うこともあるけど、結局は今はまだ辞められないって思い直す。
 そんなこんなで・・・いつも拍手や☆をありがとうございます。顔は見えなくても目に止まった小さな奇跡。

 かなり前に買った推理モノがどーしても解けないので*2、諦めてコレ買っちゃいました。西村京太郎と迷ったけど、宣伝を見まくるのでこちらを選択。試験終わったけれど読書気分じゃないので、最近ゲームばかりやってます。
 明日は午前中健康診断。半日ごはん食べられないのはつらいなぁ。変な結果が出ないように早く寝よう。

*1:始めた頃はKinKiのファンサイトではなかった

*2:第4章がどうしてもわからん。第4章クリアしないと最終章が選択できないのにー!