音楽のすごさ

 オーボエ用のブログが別にあるので、そちらに書いた方がいいのかなとも思ったのですが、あのブログはずっしりべっとり重くて暑苦しい思いの丈を書く場所なので(笑)、こちらに書いてしまいます。
 N饗アワーでベト7を聴きました。あ、4月から女性の司会者さんが代わりましたね。きれいの魔法でおなじみ黒崎めぐみさん。あの方好きです。綺麗で、知的で、落ち着いていて、優しそうで。。。プロフィールを見たら、東大を出られてました・・・! まさに才色兼備ってやつですね。
 ベト7といえばのだめで有名になった曲ですが、使われていたのは第一楽章でしたっけ・・・?(ドラマはあまりちゃんと見てないのでうろ覚え)和音の後、オーボエのソロから始まる第一楽章も好きですが、私が一番好きで、お薦めなのは第二楽章です。あれを聴くと、音楽にひれ伏したくなるというか、圧倒的な影響力というか、有無を言わせない強さみたいなものを感じます。p(ピアノ)から始まって、少しずつ音が重なっていくあの緊張感とか。最終的にff(フォルテッシモ)になるんだけど、ばーんと派手な感じはなく、厳かな感じとか。でも迫力もある。・・・いや、こんな感想が鼻で笑えるくらい、筆舌に尽くしがたいすごさがあるのです・・・!
 そして単純に「弦には敵わないよなー」って思う(笑)。よく弦の人に「ソロを吹くときの緊張をどう克服しているのか」と聞かれ、「管の人はタフだよね」といわれるけど、うーん、それはそれでこれはこれというか。確かにソロは緊張するけど、ある意味管楽器はずーっとソロです。その楽譜を吹いているのは自分だけで、弦のように同じ楽譜を何人もで演奏することはありません。だからその中の一部がオケ全体でもソロだったと考えるしかないし、事実そうなんだと思うのですよ。個人の見せ場という点でいったら管はおいしいかもしれない。でもどんなに有名なソロがあろうとも、それがどんなに美しかろうとも、やっぱり弦には敵わないよなーと思います。何人もで同じ楽譜を演奏する緊張感も、ピチカートとか和音とか表現の多様性っていうか幅も。第二楽章のあの始まりは、やっぱり弦だからこそできるんだよなと思います。だからといって弦に転向しようとは思わないので、やはりそれはそれでこれはこれなんですよね(笑)。それでオケは成り立っている(笑)。

 私は誕生日にケーキを買ったりしないので、特別なことはしませんでしたが、バレンタインデーのときに買ったチョコを食べました。24番のチョコ・・・ビターでございました。切り抜きは朝日新聞の6日の夕刊から。その日は気づかなかったのですが、ネットで載っているのを知って、古新聞入れをあさりました(笑)。京都・奈良へ旅行へ行った両親が、どこかでこの広告を見たそうです。改めて、剛さん、32歳のお誕生日おめでとうございます。来月自分の誕生日を迎えるまで、約1か月は剛さんとも光一さんとも同じ歳だ^^
 人も楽器といえば楽器ですね。自分の身体で共鳴させて、その人にしか出せない声を出す。縁を結いてを聴いていると、そんなことを思います。歌っているというより、奏でている感じ。・・・どちらでも一緒なんだけど、後者の方がより身体全部を使っているイメージです。私は小さい時から楽器をやっていたり、文学部出だったりするわりに、あまり芸術に明るくない人間ですが、音楽のすごさには一番惹かれます。これからも剛さんの、剛さんが思い描く通りの音楽が、たくさん聴けますように。