空寂

 昨日、無事に平 安 結 祈を見に行けました。結構混んでいてびっくりした。それで、急に見たくなって見てる。

「薬師寺」 / 堂本剛 初回盤 【DVD+CD】

「薬師寺」 / 堂本剛 初回盤 【DVD+CD】

 あまり推敲してないのでたたみます。
 剛さんのライブ映像でこれが一番好き。剛さんの何が好きって、たぶんあの声に、あの歌唱力に、あの声量に圧倒させられることだと思う。剛さんの書く詞はシンプルに見えても結構手ごわい。ファンクを好きかと聞かれるとそれは難しい。でも、そうだったとしても、あの声で、あの歌唱力で、あの声量に押されたら、「あぁもう何も敵わない」と思う。詞がいいとかメロディがいいとかそんなんじゃなくて、ただただ胸に迫る。そして震える。それが好き。
 今頃どかんとカミングアウトするようだけど、剛さんの書く詞はそんなにわかっていない。そしてそれでもまぁいいやと思ってる。でも「空」は好きだ。剛さんの思いがどういった類のものかはわからないけど、せつなさは私にもわかる。別に道ならないわけじゃなくても、言えない思いもあるよね。消せなくて苦しいときもある。剛さんがつよむらさきさんだったとき、私はちょっとトリップしていたので、「空」も「美我空」の良さもよくわからなかったけど、トリップから戻ってきて、良さがよくわかった。「空」はこの2年何度聴いたかわからない。剛さんには幸せになってほしいと思うけど、このDVDみたいなテンションで歌う「空」を生で聴きたいなぁとも思う。今ならよくわかるよ。
 あとは「綴る」が好きです。剛さんのピアノが恐ろしくたどたどしくて、どきどきはらはらするのだけど、でもどういう演奏がしたいかはちゃんと伝わってくるので、ついリピってしまいます。前にラジオで「鍵盤とかベースとかちゃんと習おうかな」みたいなことを話していたけど、「うんうん、そうしなよ・・・!!」と思った。最後のアルペジオ→和音なんて、わざとなんだかそうなっちゃったんだかわからないけど、技術が伴なったらどんなにメロメロか・・・!っていう。。。今でもものすごく素敵だと思うので、ピアノ習って「綴る」をライブでやってほしいです。
 映画に全然触れてないけど(笑)。堤監督にはごめんなさい!だけど、映像はほとんど見ませんでした。ずっと目を閉じて聴いていた。隣の人には寝てると思われたかも(中国の方でした)。DVDをテレビで見る分には違和感なかったけど、映画館ってことで多少臨場感があるからかな。ライブを人の目線で見るってことにすごく違和感を感じたんです。周りにもファンの人たちがいて、ライブと似ているのに、手拍子したり乗ったりってことがないのも不思議だった。生のとき、いつ誰をどう見るかどう乗るかも自由で、それってものすごく重要なことなんだな・・・と思いました。カット割りが云々というんじゃなく、そういう気分だったってことです。これをDVDで見たらまた違うと思う。
 全体的にわりと楽にというか、いい意味で力を抜いて歌っていたようなので、「もっと圧倒されたい!」と思ったけど(贅沢な。そして私の個人的好み)、縁結は今まで聴いた中で一番よかったです。やはり詞が私には手ごわいので、そこまで「いい・・・!!!」と思っていなかったのだけど(あのシングルでは赤いSingerの方が好き)、余計なものが一切付きまとわず、心にまっすぐ響きました。祈っても何も変わらない。それは心のどこかで誰もが思ってる。でも祈ることで自分の中に何かは灯る。だから昔からずっと、人は祈ることをやめられないのだと思う。
 縁結とNijiを経て、しゃーまにっぽんはどんなアルバムになるんでしょうね。最後の予告やアルバムの副題?(なんとか編ってやつ)を見て、剛さんが前向きな感じなのでよかったなと思いました。そしておもしろいことやってくれそうだなと。建国はどこにいつされるのか気にはなりますが・・・。毎度演奏会が終わるとそうであるように、しばらくはいろんな物事とうまく距離を測れずに、春らしくぼんやり過ごすんだろうなと思うけど、剛さんの国に行く際はわくわくして行きたいです。
 今日はつばさくん(1本目に買ったオーボエ)が私のもとに来て15周年です。半年以上ぶりにもう一つのブログを更新しました。私もオーボエを吹いて実質15年になったよ。。。短いような長いような。