悲喜こもごも

 6年くらい本社事務から離れていた私が営業事務へ駆り出されるくらいなので、業績は結構いいようです。年明けに出した新商品も売れ行き好調で、各支店が次々に目標を達成していて、おめでとうムードのメールがガツガツ入ります。この2日間、営業事務部門でひたすら書類をさばいていますが、書類ひとつひとつにお客様だったり営業一線の方だったりの期待、涙、苦しみ・・・いろんな悲喜こもごもがあって、商品の性質もあるけど、ずしっと重みを感じます。本社事務部門でひたすら書類をさばいていたときも感じてはいたけど、年次も上がり、当時より会社の諸々を知るようになったことで、より重く感じるようになれた・・・気がします。
 体制はというと、いわゆる総合職の男性たちは数字が出れば目に見えて成果がわかり、社長を始め偉い人たちにおめでとうといわれ、達成感も充実感もテンションもMAXなのだと思うけど、その一方でいわゆる一般職の女性たちは後続の事務処理に追われて疲弊しきっている・・・という印象。営業部門にいるので、そのおめでたいムードやありがたさは私なんかよりずっと理解しているのだろうけど、とにかくやってもやっても一向に減る見込みのない書類の山に、疲れ切っているというのが正直なところなんだろうなと思った。こういう図って、恐らく開業当初からそうなんだろうな・・・。時代も移って一部の女性は外に出たりしているんだけど、まだまだうちの会社は古い体質の社会なんだろうなと思ったりします。なんかヤな応援者だな(笑)。でもそんなに間違った印象でもないと思う(・・・)。
 近年ライフワークバランスという言葉をよく聞くけれど、勤勉で勿体ながりの日本人には難しいだろうなーと思ったりします。私も平日は会社に行って、ごはんを食べて、寝てるだけです。その他にはブログを更新するくらいの余力しかない。下手すると通勤時間中でさえ、業界試験の勉強をしたり、仕事のことを考えてたり、仕事をしてますからねぇ。ここ3年くらいずっとそうです。なので、「仕事以外に考えることがあるんじゃないか」という疑問と、「なんだかんだいってやっぱり働けるって恵まれてるな」という感謝とが、複雑に顔を出します。どちらも本当、どちらも正しいと思うのですが、どちらに傾いているかによって、精神バランスも仕事の成り行きも全然違うんですよね。。。
 応援はあと1日です。帰ったら帰ったでまたやることが盛りだくさんなんだけど、あと1日精一杯頑張ります。