正解なんてわからない

前の部署にいたとき同じチームで、心の支えだった先輩が異動になりました。そして同じく同じチームだったデキる後輩さんも。二人は数年がかりの大きな開発を担当していて、めちゃくちゃ働いてた。それは仕事とかお給料とかを越えて、人としての責任感だよねってくらいに。その大きな開発が昨秋に終了したので、想定していたことだったから、驚きはしなかった。ただ、これであの部署の一時代が本当に終わったなと思いました。作り、育て、確立させた人たちが去る。数年前に私が新人だった頃からずっといらした部長が早期退職したときも一時代が終わった感があったけど、今回は完全に終わった気がします。心からお疲れさまでしたと思いました。私が感じているほど、残るメンバーはその人たちの偉大さを実感していないと思うけど、それは仕方ないし、物事は何でもそういうものだと思ってる。新しい土地を耕すだけが開拓者ではなく、これから次世代を担う人たちにはその人たちにとっての茨があるのですよね。
私は自分のために、その開発が終わる前に異動することを希望していました。一時代が終わるときに、その先輩や後輩さんたちと一緒に去ることはできないと思っていたので、見送るより見送られたいと思った。私も社会人として育ててくれた部署に、小さくても何か恩を返したいと思って、異動前の数年は本当に一生懸命頑張りました。能力が足りなくて苦しくてつらくて心で泣いてたけど、とにかく必死に頑張った。だから去るとき、身近な人に淋しいと言って欲しかったのです。最後はわがまま言わせてくれって思った。希望が叶って、先輩や後輩さんたちに「つばさの方が後だと思ったのに!」と言われて異動できた私は、本当に幸運だったと思います。それも行き先が興味を持っていた部署だったんだもんね。それを思うと、もっともっと真面目に真剣に勉強しなきゃいけないし、これから待っているであろう大変さも、ちゃんと受け止めて頑張らないといけないと思う。
今日(昨日)はそんな先輩と、1月にグループ会社に出向した同期と3人でごはんを食べました。異動して約1年の私、異動したての同期、異動が決まった先輩。古き善き?時代の部署を知るメンバーです。まだ開業して20年経たない会社なので、昔は昔でいろいろ大変でした。でもみんな必死で、当事者意識が高くて、活気があった気がします。自分でやらないと何も決まらないし、動かないし、待っている余裕なんてなかった。支え合って助け合って事務を作ってきました。でもある程度出来ているところに入ってきた人たちには、何でもお膳立てされると思われがちで、後任育成っていう面ではいろいろ難しいこともありました。私たちにとっては自分がやるものは自分で決めたり作るものだったけど、後輩さんたちにとってはそうじゃない。先輩の話を聞いていて、そういう悪いところは直ってないなーと思った。近いうちに去る人たちで、かなり上司に言ったんですけどねぇ。。。ま、プチお局の戯言かもしれないけどね(笑)。正しいことが何なのかは、誰にもわからない。
弱音を吐き合って、愚痴も言い合って、すっきりしました。どんなに慣れても、今の職場の人には言えないことがやっぱりある。幸いにも先輩や後輩さんとは同じビルで、階違いだから嬉しいです。ときどき飲みに誘っちゃおうーって、私らしからぬことも思ってます。二人が行く部署は大変な部署だと思うし、ときどき昔の仲間に会うのはリフレッシュできると思うので(私はそうだ)。…明日読んだら削除したくなるかもだけど、せっかく書いたから送信します。おやすみなさい。