オケ

 今年度の団員総会と初合奏でした。本格的に練習が始まるのは8月終わりだけど、サロンコンサートでお会いしていない方とは2月の演奏会ぶりなので、毎年待ち遠しく思っている日です。でも前にちょっと書いたけど、今は楽器を吹いていても前のように気持ちが前向きではないし、毎日逃亡したい衝動を抑えて生きているので、みんなに会ってテンションが上がるんだろうか、この精神状態で演奏ができるんだろうかと不安でした。でもみんなに会ったとたん、ものすごくホッとしたし、出来はともかく久しぶりに吹くことに集中できました。24時間、週7日間、寝ているとき以外はずっと頭の中にある仕事のことを忘れて、ただ吹こうっていう気持ちだけになれた。プログラムがものすごく難しくて厳しいので、楽しい!!っていう感じではないけど、終わったときはスポーツをした後のような疲労感でした。
 練習の後は恒例の懇親会。参加メンバーは少なめだったけど、みんなでわいわい食べて飲んで、楽しかったです。久しぶりに会社でしているニコニコっていう笑いではなく、楽しいから面白いからの自然な笑顔をしたような気がするし、声を出して笑ったのも久しぶりのような。お酒を飲むのも久しぶり(飲み会に行っても飲まないから)だし、二次会まで参加したのも久しぶりです。家が遠いから、演奏会の打ち上げ以外は一次会で帰っちゃうことが多いので。。。二次会も途中で失礼したのですが、別れがたかったし、早く練習開始にならないかなーって思いました。
 思えばサロンコンサートのときも参加するかどうか、結構迷った。でも参加して良かったと思いました。みんなに会って、ひとつの目標に向かって走るっていうのは気持ちがいいし、心躍ることだったから。私にはオケがある、ひとりじゃないって思えた。そうそう、この数か月の間に忘れていたよと思いました。これからは定期的に仲間に会えるので、少しずつ前向きに演奏できるようになると思うし、ホッとする場所があれば仕事もやっていける・・・かな。
 正直に言って嫌なこと、煩わしいこと、どうでもいいじゃんと思うこと、本質はシンプルなのになんでこねくり回すんだろうと思うことがたくさんあって、逃亡したい気持ちは常にあります。ここまで自分と会社との乖離を感じながら続ける意味がさっぱりわからない。もちろん人生はいろんな面で我慢だったり妥協は必要だと思うし、自分の思い通りにはいかないことの方が多いとわかってます。でも人生一度きり。私が求めている「仕事をする自分」ってこういうものだったかなぁと、いや絶対違うだろと思ってしまうのが本音です。だって結婚しないとして、今の仕事を定年まで続けて平然としていられるとは思えないし、またそれで仕事人生が終わるのも嫌だ。どうせ働くならつま先立ちし続けたり自分らしさを悲観するようなかたちではなく、自分の持っている性質なり性格なりを少しでも肯定して働きたい。かといって条件的に転職は厳しいだろうしなぁと打算的な自分もいる。
 オケのお友だちにこのブログを知っている方がいて、演奏会以来ずっと会っていないので、旦那さまとともに心配しているかもしれないなぁと思っていたのですが、会ったとたん「大丈夫??」と聞かれました(ごめんねー!)。でも私にはこの場がないと日々の生活が出来ない・・・というのが正直な気持ちです。たぶんご覧になっている方の中には「またかい」と思っている方や、実際離れていかれた方もいるのではないかと思っていますが、でも日々同じように悶々としている方もいらして、共感してくださったり、励まし合えていたりするのが支えです。。。