春の風

今の部署に来てから、春には突風が吹く。去年の風も相当強かったけど、今年はそれ以外かもしれない。いつも心のどこかでは覚悟していたことではある。不変なものなんてないのだ。それに新しい世界に進む仲間がいるのは嬉しい。祝福もしている。でも、どうしても、衝撃を受けてしまう。それに去年と同じ、何もいっぺんに来なくたっていいじゃないかと思ってしまう。私の心の寄り処はみんな目の前からいなくなってしまうんだね。
でも去年と同じように、仕方がないことだと、覚悟していたことじゃないかと、諦めがついてもいる。どうすることもできないのだし、受け入れるしかないのだ。ただ受け入れるのと諦めるのではかなり違う。どちらかといえば、この感情は諦め。もう何年も前からいろんな場面で諦めている気がする。抵抗するだけ無駄。起きること、起きること、仕方がないと思って何も考えない。諦めた方が楽だ。感情的になるのが一番苦しい。苦しいのは物理的なことだけでいいやと思う。
そうやってだんだん鈍感になっていく。人の幸せにも、人の傷みにも、自分の幸せにも、自分の傷みにも。鈍感であれば衝撃は小さくて済む。傷も浅くて済む。ただ何も考えないように、何も感じないように。淡々と着実に歩くだけ。でも保身のためにそうしているはずなのに、そんな自分がたまらなく嫌になったり、何て寂しい人間なんだろうと思ったり、結局は傷つくことになる。
いつどこで何をどう間違えたんだろう。私が来た道は間違っていたのかな? 最近よく思う。何のために頑張らなくちゃと思っているのか、何のために生きてるのか。行きの電車でも、帰りの電車でも、下手したら家に帰ってからも、仕事のことを考えてしまう。本当はそんな必要もない。そこまで頑張らなくても少なくともクビにならない程度には頑張っている。組織のことをそんなに考えるいわれもない。誰かが考えているし、なんとかなるんだ。私は単なるコマなんだもん。でも結局今の私にはこれしかないのか、とも思う。
懸案だった決算の準備がやっと終わりました。ほぼ1日がかりでしたよ(笑)。でも決算作業は少なくとも去年より楽になるはず。準備が全て終わったわけではないけど、来週から本格的に決算作業です。報告もどんどん届く。正直、不安でしかないけど、何とかするしかないので頑張ります〜。しばらくロムるかも。