最近まともに書いていませんが・・・降ったり晴れたり涼しかったり蒸し暑かったりの不安定な季節柄、皆様お元気でしょうか。私は概ね元気です。気持ちに波はあるものの、そしてそれがだんだん細かくなっているのが気になるものの、寝て起きて会社に行って仕事してごはんを食べてテレビを見てお風呂に入って寝る・・・という平凡な生活を送っています。この頃は電車の中で仕事をすることも少なくなり(納付が済んでちょっと落ち着いたのもあるし、それなりに知識がついてきたのもあるし、そこまでする必要もないよな・・・と思うようになったのもある)、代わりに本を読むようになりました。

数学的思考の技術 (ベスト新書)

数学的思考の技術 (ベスト新書)

自分では絶対に手に取らない本ですね(笑)。職場の人が「1Q84について書かれているよ」と紹介してくれたので借りました。3週間くらい借りていたけど(焦)、実質は5時間くらいで読んだような。新書なので、中学数学までしか理解できなかった私にも読みやすかったし(最後の方はちょっと難しかったけど)、村上さんの考察部分はかなりおもしろかったです。なるほどーと思った。でも1Q84については3を読む前に書いたんじゃないのかなーと思うんだけど…貸してくれた人は1Q84を読んでいないので、確かめようもない(笑)(いや、早く読んでくれ)。
その人は数学科を出ているのですが、なんというか、数学科の人が手に取る本ってこういうものなのかーと思って、それもおもしろかったです。私の友人たちは基本文系で、小説を読む人がほとんどだったし、そうじゃなくても歴史とか考古学とかそういうものが好きだったから、こういう本を読んでいる人を見たことがなかったのです。軽い感想とともに読んだと言ったら、「読破しただけでも尊敬」といわれたけど、読み始めた本は時間がかかってもちゃんと読むよ(笑)。
それでまた数学の本を借りて読んでいます。物語風なのでこれ↑より読みやすいといわれたけど、断然今借りている方が難しい・・・というか、頭に入りにくい。評論ちっくなものは距離を置いて読むものだし、基本的にはわからない人が読むことも想定して書かれているけど、物語は感情移入しないとなかなか入ってこないし、書く方も思い入れるのが普通だからねぇ。。。そこがわかっている人といない人の違いなのか、文系と理系の違いなのか、単なる個人差なのか。
でもおもしろいことはおもしろいです。世界が広くなる。村上さんの考察に対する私の感想に対して、そんなことを考えて読まなかったといわれたけど、読書に対するスタンス?の違いですよね。私は読書を娯楽と考えたことはなくて、あれこれ考えたり、想像したり、かなりのエネルギーを使ってするもの。座っていてもいろんな体験ができるし、知識も得られる、それが読書の醍醐味であり、意義だと思っています。もちろん、娯楽だと思ってする読書を否定したりはしません。
真に書きたいことはこれじゃなかったけど(笑)、また書けるときがあればひょっこり現れます。