アヒル捕獲

 昨日は父の日でしたね。母には欲しいといっていたタオル掛けと、食器洗いグッツをあげたのですが、父への贈り物は保留にしていました。何をあげていいものか、わからなかったんですよ。父は好きなものに統一感というものがないので(笑)。海釣り、家庭菜園、クラシック。昔は野球&テニス少年だったのでスポーツ鑑賞も好き。仕事が歴史関係なので史跡を訪ねるのも好き。本は山ほど持っているけれど小説は読まない。・・・どんな人なのか、想像がつかないでしょ(笑)。
 だから今まで、消えてなくなるもの(=食べ物)以外あげたことがないんです。あげたとしても選ぶのはいつもミチロリン。ない知恵を絞って選んだのが、このアヒルちゃんです。お風呂に浮かべるあれ。何でこんなものを選んだかというと、事情でときどき、父が家でひとりになることがあるんですね。多趣味な人なので淋しいとか退屈ということはないでしょうが、お風呂に入るときくらい仲間がいた方が楽しいかなと思って選びました。子どもだましにもなりませんけど(笑)。
 でも一見ちゃちそうなこのアヒルちゃん、実はわりと高いんです(笑)。結構大きいし、3羽子を連れているせいか(計4羽)、正直アヒルちゃんにこの値段?と思うくらいなんですよ。それをあえて買って、喜んでもらえるかは微妙なんでですが、父のことだから、もらいたてはぷかぷか浮かべてくれると思います。いらなくなったらミチロリンに引き取ってもらおう(笑)。
 今日は会社のシステムトラブルで、一日開店休業状態でした。午後、システムの方がみえて順次復旧していったのですが、私のように何の知識も持ち合わせていない人間からすると、ネットワークとかプログラムとかに詳しい方は神々しく映ります。だって数時間で原因とリカバリー方法を見つけて、ちゃちゃちゃっと対応してくれるんですもの。まさに神業です。
 私なんてパソコン関係の書籍を読んでも、カタカナ用語がわからなくてすぐ眠くなっちゃうんですけど。だからたいしたサイトじゃないけど、細々とでも存続していること自体、ほとんど奇跡に近いのです。今ではいくらかマシになりましたが、開設当初は現在SEをやっている友達とホームページビルダーにおんぶに抱っこ状態。それでも説明してもらっていることの意味がわからなかったから、とりあえずいわれたとおりにやってみるというヒドイ有様だったんですもん。
 そんなで一日システムの人は大変だったと思うのですが、作業している方はどことなく楽しそうで、昨年SEをやっている人が「バグを見つけるのは、警察が犯人を捜すのに似ている」、「そこまでできたら楽しい」といっていたのを思い出しました*1。非常事態であっても、自分の力が遺憾なく発揮できるときって、人間は楽しいのだろうなぁと思いましたね。むしろ非常事態だからこそ、余計に楽しいのかもとも。
 私は手に職がないので、そういう技術者には憧れがあります(単純)。根気強い人間だったら、私にもひとつくらい、何か身についたかもしれませんが、根性なしなのでダメでしたね〜。そんな憧れの技術者の方々のお陰で、明日からは通常通り仕事ができそうでよかったです。2日分働くのかと思うと、気が重いですけどね(笑)。

*1:詳しくは知りませんが、プログラムの仕事をひとつ頼まれても、一から十まで携わるのではなく、下請けの人がたくさんいるのだそうです。その人はどちらかというと、進度を見るのが主な仕事だったらしく。一から十までやって、バグがあったら自分で突き詰めて直した方が、仕事としてはずっとおもしろいといってました。SEも芸術家だな〜って思いましたね