通勤のお供

 1枚のCDを飽きるまでエンドレスで聴くタイプなので、毎日『ether』を聴いています。聴けば聴くほど、いい曲揃いだなーと思う。これまで音楽に関しては人が勧めているものを聴いてみようと思ったり、勧めてくれたものを素直に聴くことがなかったのですが、自分で世界を狭めてはいけないってことですねぇ。よい1枚に出会ったと思っています。
 そして久しぶりに村上春樹氏の小説を読んでいます。『海辺のカフカ』。学生時代に新潮社と講談社から出ている小説はほぼ全て読みましたが*1、あの頃はちょっとした脅迫感から読んでいたせいか、「ようわからん」と思うことが多かったんです。いつも自分がいる場所から20cmくらい離れているように感じるというか。
 でも今は純粋に「おもしろいなー」と思えます。早く先を読みたいという気持ち。まだ上巻の半分くらいしか読んでいませんが、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』と『ねじまき鳥クロニクル』を足したような印象ですね。あと、宮本輝氏の『流転の海』の第4部*2がようやく文庫化されまして。・・・あまりに間が開きすぎて、これまでの話を忘れちゃったよ(笑)。でも途中で辞めるのも気持ちが悪いので、『海辺のカフカ』が読み終わったら買おうと思います*3

*1:エッセイや対談集は好んで読まないんです。フィクションがすき

*2:全5巻

*3:さらに第5部はいつ出るんだろうかという疑問も・笑