なんだかなー

 新人ちゃんは二ノや潤くんと同じ歳。5歳という歳の差を、口でいうほどは気にしていないけれど、ときどき「遠いなぁ」と見えない距離を感じます。それは純粋に歳のせいなのか、単なる人間性の違いなのか、はっきりはわかりませんが。去年、冬の初めにやってきたその距離に対する違和感が、今年もやってきてしまいました。
 いつまでも下っ端気分でいたのに、気づいたら同じ部署に5年半もいて、班長なんてをやらされて、すっかり初々しさとか謙虚さの欠片もなくなってしまったのでは?とときどき焦ったりしますが。多分新人のときはもっと必死で謙虚だったと思います。・・・少なくても今よりは(苦笑)。
 わからないことだらけで、毎日落ち込んで帰って、父に「新人に仕事なんてできるはずがないんだ」と慰められて。電話口で怒られたり、上司に諭されたり、悔しくて泣いたり愚痴ったりしながら、少しずつ少しずつ、考えて考えて、ここまでやってきたんだよなぁと思って。上司にも先輩にも同期にも後輩にも家族にもしみじみ感謝したりします。
 新人時代に先輩と同じように仕事ができないのなんて当たり前で。だからといって自分の出来が悪いわけじゃないし。経験を積めばいつの間にか追いつくし、下手すりゃ追い越せるし。ただ今は出来ることを精一杯やって、ひとつでも多くのことを学んで吸収すればいいわけで。変に焦ることは全然ないと思うんだけど。
 そんなに今まで躓かない人生を送ってきたんかなぁと、去年の新人さんを見て思ったことを今年もちらっと思ったりします。私は中学時代はまぁまぁ優等生でしたが(自分でいうな)、高校時代はそりゃ出来の悪い子だったので、中途半端にどちらの気持ちもわかっちゃうのかもしれないけど。でもこっぴどく怒鳴られるとか頑張っても出来なくて悔し涙流すとか、誰にでもひとつやふたつあると思ってたんだけどなー・・・(思い込み??)。
 もしなかったとしても、大人になってからいきなりそんな局面に立たされたんだとしても、出来ない理由を半分人に押し付けるようなことはしちゃいけないと思うんだよね。自分を卑下する必要はないけど、人を低めて安心するのは人としてナシだろうって。
 でも周りの気配りもある程度は必要なんだよなーと思ったりもする。今は出来なくて当たり前なんだから、一歩一歩確実に進んでいこうっていう雰囲気っていうか。人間は機械のように顔色変えずに仕事できないんだから、そりゃもう歩み寄るしかないわけでさ。
 おい森で住人に見せてもらった手紙のひとつに、「自分に打ち勝つというのは、自分に負けることでもある」っていうのがあって、その通りだなーとしみじみ思う今日この頃。もちろん目標は高くしないと成長は出来ないけど、今の自分を認めてあげるのも大切だよなぁって。そのバランスがすごい難しいと思うけど(笑)。
 年々教育係という仕事は難しさを増していく気がします。仕事って慣れれば慣れるほど難しいと思う上に、距離はどんどん広がっていく・・・。来年も恐らくやるんだと思うけど、今から不安です。ジャニでいったら誰にあたる世代・・・?(ものさしはソコ)でも頑張るしかないよな。何だかんだいって教育係って嫌いじゃないのかもしれない(4年以上もやっといて今更)。