個展

 1度は諦めたキャプテンの個展へ行ってきました。JCBホールの入り口がどこかわからず、しばし迷う東京都民(・・・・・・)。工事中のときは何度も通ったけれど、完成してから来たのは初めてでした。中に入ると外観から受ける印象よりずっと大きくて広かったです。美術に滅法弱いので、日頃個展に行くことなんてないし、美術館ですら数えるほどしか行ったことがないですが、とても楽しかったです。普通の個展や美術館ってシーンとしていて、誰かと話しながら見ることってないじゃないですか。でもこの個展はエンドレスでStep and GoとTake me faraweyが流れていて、おしゃべりしても大丈夫な雰囲気。キャプテンファンの後輩Mちゃんと行ったのですが、「これいいね」とか「これ○○に似てない?」などと話しながら楽しく見ました。他の人も一緒に来た人と感想を言い合って楽しそうに見ていて、和やかな雰囲気がとてもよかったです。
 19時の回だったのですが、集合が早かったせいで19時前に入れまして。1時間半くらいかけて見ることができました。でもあっという間でしたね〜。係のお姉さんが「もうすぐ閉館です」というのを聞いて、「もうそんな時間!?」って思いました。作品集で見ているものだったけれど、本物が放つオーラというのはやはり違って、ひとつひとつ吸い寄せられるようにじーっと見ちゃうんですよね。最後の方は「早く進んでください」状態だったのですが、それでも駆け足になることなく最後まで見られたのでラッキーでした。
 出たときには20:20くらいでした。21時までコンサートグッズも販売しているというので、一足先に見に行きました。エコバックとイモムシストラップは買おうと思っていたのですが、混んでると写真の類はゆっくり見られないから、空いているときに見ておこうと思って。買うものはだいたい決まったのですが、見るとその場で欲しくなり(笑)、エコバックとイモムシストラップは先に買っちゃいました*1。日曜日Kちゃんと並ぶ予定なので、そのときはTシャツと写真を買おうと思います。
 美術館へ行くとある種の疲労を感じます。作品をとおして作り手が伝えたいこと・伝えようとしていることを全身に浴びて、そのエネルギー全部抱え込んじゃうからでしょうね。途中で受け止め切れなくなって、頭痛くなっちゃったこともあります。でも今日はそういう類の疲労は感じませんでした。それよりも会場を出たとき、すっきりと爽やかな気分だった。キャプテンがいうように、あの作品は「好き」の積み重ねなんだろうなと思います。何かを伝えたいとか何かを表現したいということよりも、作ることそのものが好きとか、もっとリアルに描きたいとか、気持ちや拘りの方が大きいのだろうなって。なんかね、皆さんが送った作品を見ているときの方が体力がいりましたもん。大野くんに見て欲しい、選んで欲しいっていうエネルギーがつまってて。
 それと同時に、自己顕示欲・・・というと最近聞こえが悪いですが、そういうものも強い人なのかなーと思いました。思想だったり信念だったり揺るぎないものが核としてあるのかなって。自己顕示欲は誰にでも絶対にあるものだし(ブログだってそれを満たすひとつのツールですよね)、ある程度強くなければ歌ったり踊ったり演じたりすることを仕事にしないとは思うけれど。サインとは別に、自分の名前が入った作品が多かったので、なんとなーくそう思いました。いつもふんわりと優しい笑顔を浮かべて、誰かをさえぎって自分を出すこともなく、のんびりのリーダーというイメージが定着してますけど、実際は一番恐ろしい人なのかもしれないと。二ノもなかなか本音は語らないけれど、ちらつかせてる気はするんだよね(笑)。でもキャプテンは本当によくわからなくて。少ないだけに発言したら重みがありそうだし。ジャニ初の個展開催は、そんな重みの元に実現したのかなーなんて思いました。

*1:悩んだ末、ペンライトも買いました。レインボーペンのは壊れちゃったし