ベートーベン

 金曜の夜に行ったN饗の定期公演は前半が皇帝で、後半が英雄というベートーベンのみのプログラムで。今日のN饗アワーはベートーベンのピアコン2つという。なんだかベートーベンな週末でした。来週のN饗アワーは「前奏曲と愛の死」をやるんですね〜。来年のプログラムのひとつだから必見。
 会社帰りに音楽を聴けるって何だか優雅で贅沢!と思っていたのですが、1日働いているのでお腹がすいている。しかも途中で鳴ったら恥ずかしい。ということでパンを買っていき、始まる前にロビーで食べました。お茶も持参。隣に座っていたおじいさんにときどき見られましたが、気にせずガツガツ(笑)。背に腹は変えられませんでした・・・。満たされたところで席へ。以下、まったく益のない感想です(笑)。
 その前に、お☆さま、拍手いつもありがとうございます。
 NHKホールはデカイですね〜。2Fの一番後ろだったので、まるでテレビで見ているかのような感覚でした。マーラーとかじゃなくて、ベートーベンだったからというのもあるのでしょうけれど、こう「演奏を身体で感じてるよ! 生だよ!」という感覚がなくて、「次回行くときはもうちょっと前の席を買おう」と思いました(笑)。サントリーホールの1F一番後ろでマーラーを聴いたときはもうちょっと「生!」って感じがしたような気がするんだけど・・・。普段自分がその中にいるし(演奏はアマチュアもいいとこですが・・・)、聴きに行くアマオケの演奏会会場はそんなに大きくないので、生はどーんと身体に来ると思い込みすぎていたのかもしれないですね。
 オーボエ以外のコンチェルトはあまり聴かないのですが、ベートーベンは父が聴いているはずなので、皇帝も聴いてる・・・はず。去年大フィルの東京公演を聴きに行ったときにピアコン*1を聴きましたが、とても若いピアニストで、演奏そのものもすごく若かったのですが。さすが全然違うなぁと思いました。何がどこがを説明できないのですが、年輪と言うか、積み重ねたものがストレートに演奏に出るんだなぁと。ただ演奏会に行くとどうしてもオーボエを意識してしまうので、ピアコンなのにピアノについての記憶があまりなく・・・すみませんって感じです(苦笑)。ピアノを邪魔せずにあんな音とかそんな音とかを出すってやっぱりプロってすごい!と思いつつ、どきどきしながら聴きました。
 英雄は茂木さんの演奏で聴けて嬉しかったです。音色が好きなので。英雄ってわかりやすくソロ!っていう感じじゃない(よね?)のですが、ところどころ「おぉぉ(難しー!)」っていう部分があって。息を飲んで聴いてしまうのですが、そこはやはり茂木さんでした・・・。ゆるぎなく、そしてタフ。2F一番後ろは遠いです。確かに遠いけど、でもやっぱり響いてきました。そこにはうっとり〜。来月はちょっと心惹かれるプログラムがないのですが、6月はドボ8聴けたらいいなぁと思ってます。2月に演奏したばかりなので、プロの演奏で聴いてみたいー。

*1:モーツァルトだったような