春はブラ3ばかり聴く日が続くのだけど、今年は聴いてないな・・・と思っていたら、父がよくブラームスを聴いています(笑)。頻繁に聴く作曲家ではないので「珍しいね」といったら、「元気にならなくちゃ」と返されました。そのときかかってたのはブラ1だったので、まぁ元気が出るといえば出るかもしれないけど、私はブラームスのシンフォニーを聴くと苦しくなるっていうかやるせなくなるっていうか、少なくとも元気にはならないので、感じ方はそれぞれだなーと思いました。
 特に3番や4番を聴いていると、「人生どんなに頑張っても、どーにもならないことってあるよね」と思って、やるせなくなります。理屈じゃなく、感覚的に。もちろん勉強とか練習みたいに、頑張ればある程度どうにかなるものもありますが、どうにもならないこともある。恋愛とか自然災害とか。今年の2月の演奏会では4番をやりましたが、練習を始めたばかりの頃はかなりしんどかったです。自分でも全然吹けていないし、周りもまだまだって状態でも、すごく胸につかえて、気分がふさいできちゃったりして。「苦しいなー」と思って吹いていました。
 春はやるせない季節だと思います。別れと出会いの多い季節だからかもしれないし、桜が散る様はどの花よりも目に留まるからかもしれない。だからブラームスが聴きたくなるのかなーと思うけど、今年の春は聴かなくても心がいっぱいなのかもしれません。頑張っているものもたくさんあるけど、どうにもならないと思っているものもあって、そのどうにもならないものを持て余しているのは確かです。頑張れるものを頑張って、忘れようとしているところもある・・・。うまく自分をコントロールできてないのかなーと、ちょっと荒れてる肌を見て思いました。体は正直(笑)。
 でも来月のN饗でブラ4をやるので、聴きに行こうと思ってます。前も演奏会の後でドボ8を聴いて、違いがおもしろかったので・・・。トップは誰かなー。明日も行くことにしてて、ベートーベンとエルガーです。ベートーベンは1番で、数年前に演奏したことがあるのですが、2ndを吹く楽しさを実感した曲なので楽しみです。ホールで再びMさまにお会いする予定なので、そちらも楽しみw