遅ればせながら

 Timeにまつわるエトセトラを。映像のTime祭りにはついていけたのですが、まだ購入した雑誌を何一つまともに読んでいないので(すべてちらっと斜め読み)、的外れなことも言っていると思います。。。長いし、あっちこっち話が飛んでいるし、書こうか迷っていたけどモヤが抜けないから思い切ってぶっちゃけたところもあるので、たたみます。
 メイサちゃんの回はすごく久しぶりに見た兄弟でした。実はリニューアル後、録画しっぱなしで見ていなかったので・・・。二人不足というのも真実でしたが、KinKiさんに頼って何とかやっていくという気分でもなかったのです。もっと言えば、光一さんのBPMコンDVDも最後まで見られていないし、剛さんのソロシングルも通常盤しか開封してません。。。自分でも重苦しいやつだと思いますが、ときどき何かにどっぷり感情移入してしまうことがあって(KinKiさんに限らず)、ローテンションなときにそれをやってしまうと、ますますオチてしまうので、離れているということがあります。好きなものであればあるほど、感情移入してしまった時の疲労が半端じゃないので、特に努めて離れてる。
 演奏会が終わった後から春にかけて、そういうことが多いですね。オケの本番は年1回。そのために半年練習しているので、終わった後の喪失感はかなりの重さがあります。しばらく寂しさとか物足りなさでどんより(笑)。しかもその頃はKinKiさんもソロ活動であることが多いから、何となくクラシックでもKinKiさんでも盛り上がりきれなくて、ぷすぷすとくすぶりながら、つれづれカテゴリーで生きています。会社の人とかには「Everyday、キンキ」と思われがちだけど、ブログを見れば一目瞭然・・・波ありまくりです(笑)。でもそれが私の、好きのリズムだと思ってます。
 そんなで今年も演奏会が終わり、震災があり、祖母が亡くなり、その合間にちょくちょく体調を崩していて、ずっとローテンションから抜けないまま、気づけば5月も終わり。。。そこへきたTimeのプロモーションです。私は何より歌い手としてのKinKi Kidsが、ソロより二人が好きなので、少しずつ気持ちが盛り上がってきて、ワクワクしながら兄弟でTimeを聴きました。久しくどヤも聴いていないので、ちゃんと聴いたのは初めて。演出は「10ve in The φ」みたいでしたね。あの数字はTimeだからなのかな。ふぁいコンのsince1997みたいだなーとも思いました。
 レコーディングから時間も経っていますし、歌番組ではなかなか歌い込めないでしょうし、何より生で聴かせるには難しいサウンドだなと思いました。でも光一さんがあれだけいう楽曲であるというのは伝わった。ストリングスの生っぽい響きと、重厚でダークな色合いのデジタルサウンド。無限にループしそうな、中毒的な感じも、光一さん好きですよね。よく新しいKinKiと言われているみたいですが、そこまで超意外!ってことはなく、あくまでシングルでは・・・と思いました。アルバム曲ではこれまでも挑戦的なものがいっぱいありましたもんね。
 最近の楽曲はシングルよりアルバムの方がクオリティが高いというか、凝ってたり、意外だったり、二人のコアなこだわりや表現力が伝わるものや、いわゆるアイドルの域を超えたものがあると思うのですが、シングルにするには「オリコン一位取れるのかな?」みたいな弱気な部分があるのかなーと思っていたので、ついに持ってきたか!と思いました。それだけでも単純に嬉しかったけど、それを二人が自信を持って出したことが一番嬉しかった。そんなにどかんと売れるとは思ってないけど・・・っていうか、一位取っても年間の枚数としてはそんないってないよね、いつも(笑)(何気に失礼)。でも、KinKiファンじゃないけどこういう曲を好きっていう人の耳に、「お?」と止まってくれたら嬉しいなーと思います。
 しかし・・・去年のオリコントップ10なんて、正直嵐とA K Bしかいなかったわけで、毎週の順位なんて形骸化したものだなーと。。。私も会社員なので、タイトルが実情よりも重要だったり、大きな宣伝効果をもたらすことも知っているけど、そこまで売り上げに反映しないんだったら、そんな気にすることないんじゃないのか、もう・・・と思ったりします。あと、本当に怒られるの覚悟で書くんだけど、音楽がモノで売りにくい時代だし、この先わかりやすくミリオン!みたいなヒット曲って出ないんじゃないかと思うんだよね。。。(硝子の少年がそうだから、不要といえば不要だし。。。)KinKiさんのアイドル性というかスター性って、例えばミッキーみたいなボーダレス!alwaysお茶の間!みたいなのとちょっと違って、どこかに棘だったり毒だったりを隠しているというか、安心はしていられないというか・・・。夢とか萌えもくれるけど、同時にドキドキ・ハラハラしてしまう・・・人間くさいところがあると思うのです。痛みは嫌だけどないと困る・・・痛覚がかなり重要な感覚であるように、私はそう感じるところがKinKiさんを好きなわけですが、それはやはりある程度聴き手を選ぶとも思うので。でもKinKiさんにはそのまま突っ走ってほしい、みたいな。
 何が言いたいのかよくわからなくなってきましたけど(笑)。ぶっちゃけ、もうギ ネ スとかどうでもいいから、二人が自己満足できる楽曲を、二人が旬だ!と思うときに出せたらいいのにな、と思ったのでした。だってどう考えたっておかしいだろー!! フライング気味だったとはいえ、光一さんが新曲に言及したのは去年。浮かれ気味にMCで話したのがお正月。テーマソングであるゲームの発売日は3月ですよ。ファンはある意味受け身の存在なので、それがいつになっても、楽しみに大人しく待ってるよ。でもラジオでかけるときに「発売日未定!」みたいなセリフ(聞いてないから、どんなニュアンスか正確には知らないのですけどね)は言わせたくないなーと。私もオトナだから、オトナの事情にはあまり言及したくないのですが、今回はずっとモヤモヤしてて・・・すっきりして終わりたかったので・・・。かなり今更なので、祭りの余韻で楽しい気分だった方の気分を害してしまったら本当にすみません。。。で、そんな満を持して発売されたTime。私の感想です。
 Time/ストレートでシンプルなラブソングですね。重くもなく、軽くもなく。曲そのものの歌詞は今まさにしている恋だけれど、そうでなくても、「あー、昔、自分の人生を変えてくれた恋があったなー」なんて思うこともできると思います。あの時はいつであってもいい。KinKiさんの楽曲の一番の魅力は普遍性だと思っています。性別も、年齢も、時代も選ばないし、その人の人生のどの部分で聴いてもいいって感じがする。若かりし頃は背伸びしているなーという詞もあったけど、それでも歌い切れてなくて「ぷぷぷ」と思うことはなかったし。今、昔の曲を聴いても「若かったねー」とか「こういう曲、流行ったときがあったよねー」と思うこともないし(確かに流行りが見える曲もあるけど、ちょっとズレてるんだよね。笑)。このTimeもきっと、5年経っても10年経っても、硝子の少年のように色あせることなく、今と同じでいいなと思って聴けるし、5年後10年後に今の私たちの年齢になる人にも、そう思う曲になる気がします。
 灰色の花/私の最高萌えポイントは、別れを告げられた手段が手紙だってことです(笑)。そう、メールじゃないよね!手紙だよね!!みたいな(笑)。KinKiさんには平成ではなく、昭和の香りを漂わせていてほしいです。きっと光一さんはこれからも、PASMOもついったもわからないと思うんで(オンラインゲームはやってるみたいなのにね・・・)(一方の剛さんは相当ネットチェックしてるっぽくて怖いですが・・・)。
 君と僕のうた/光ここでも、に尽きます(笑)。しかも剛さんパート! 最初に聴いたとき、「あれ?作詞剛さん?」と思ったもん(笑)。
 無駄に長くなりました・・・。次はまたシングルなのか、アルバムなのかわかりませんが、楽しみに待ってます!