求む、ノリ

 うっかりしていたのだけど、9月3日はオケの初回練習でした(笑)。というわけで、先月の奈良は無理でもこれはDVDになるのでは・・・!と期待をこめつつ、平安神宮は断念です。。。チケットが取れた後だと最大限に努力をして行くのだけど、コンサートの決定が後の場合は諦め早い方です。こういうのも縁で、行けるときは行けるし、行けないときは行けないと思っているので。。。何が何でも行くことだけが愛でもないしね。。。そもそも比べるものではないのですが、私にとってオケの活動はものすごく重要なことだし、練習はできる限り休みたくないので、東京の地でライブの成功を祈ろうと思います。
 今日はレッスンでしたが・・・へぼへぼな自分に笑いました・・・。オーボエを吹いて14年になりますが、始めた頃は自信がなくて恥ずかしくて怖くて、全然演奏に自分を出せなくて、気持ち的には逃げてばっかりで。・・・じゃぁ何で演奏なんかしてたんだという話ですが、そこはいろいろ訳がありまして(笑)。でも少しずつ改善されて、もう恥ずかしいとか失敗したらどうしようとか、そういうメンタルな理由で逃げてしまうことはないだろうと思えるようになり・・・。これ以上はメンタルを鍛えても上達できない、だから技術力をつけよう!と思って始めたレッスンなんですが・・・きっとそういうことじゃないんですね。うん。
 やりたいこととできることとか。技術力と表現力とか。分けて考えられるものじゃないんだよなーと。確かに技術的なことや知識的なことも教えてもらっているし、そういうのがないとちゃんと曲を理解することはできません(いや、まだ曲を理解したことなんて、一度もないけど)。でも、どれだけ技術があっても、知識があって曲を理解しても、だからといっていい演奏ができるわけじゃない。得た技術をどこでどう使うか、それもめちゃ効果的に使うにはどうしたらいいか。知識を以てここはこう吹くもんなんだとわかったうえで、自分がどうしたいのか、どういうことならできるのか。きちんとイメージをして、考えて、決めてからでないと、つまらなくて不安定でぼんやりな・・・それこそ生きてない演奏になってしまうのだなぁと。
 頭では何が足りないのかわかるし、そういう演奏をしてみて身を以て思い知っているのですが、なかなか演奏には反映できず・・・。先生も「この子、理解できる子なのかな?」と思っていないか心配です(苦笑)。今日も吹いていること自体は楽しかったんだけど(でもたぶん人には楽しそうに見えないと思う。笑)、あまりにイマイチな演奏で自分でもびっくりでした。考えなきゃいけないことはわかっているのですが、結局まだ何も考えられていないのだなーと。レッスンに通い始めたときからレッスン日記をつけているのですが(何かにつけて書くことに頼る私)、1年間同じようなことを言われているのがよくわかります(笑)。それでもいつか、自分でもいい演奏だと思える演奏が出来るようになるのかなー。なるといいなぁ。。。。
 剛さんがラジオでノリで楽器をやってきたからといっていたけど、まず大切なのはノリというか、「こうしたい・・・!」とか「こんなことしたい・・・!」という衝動の気がします。私にはまだそういうのがなくて、なんとなーく吹き始めてなんとなーく終わってしまうのだろうなと。。。学生のとき、先生に「そういう衝動さえあれば、技術はある程度身に着く」といわれました。やりたいことを実現させるために誰だって努力するし、それを積み重ねていけば技術はある程度得られるもんだって。私も基礎が全然なってないかと思っていたけど、意外に出来ていることも多かったです。独学なりに頑張ってたな、と。でも習ったことで出来てないこともわかったけど、出来ていたこともわかったので、ちゃんと習うっていうのもいいことだなと思います。
 今日は練習話になってしまいました。。。何はともあれ、私は本番でなくても出せるノリが欲しいです・・・!