心の声とため息

 昨日練習に行って、「つばささんはKinKi以外のグループは好きじゃないんですか」と聞かれたけど、もちろん金曜夜はびっくりしました。仲良くしていただいている、両方*1を好きなブロガーさんたちのことを思うと胸が痛くて、ついったとかハイクを見て思わず泣いてしまいました。。。私に何がわかるといわれればそうですし、ここで語ることはありません。でも怖いよ。自分にとって大切なものがあっさり失われてしまう現実を、またひとつ思い知ったんだもん。それはJだけじゃなくて、人生のどんな局面でも同じだから。そして思うのです。私がこれから失おうとしてるもの。覚悟する時間があるだけいいのかな、いや、そんなわけないと思うと、突然知らされたファンの方々の思いはいかほどかと、胸がつぶれそうです。
 そんなときに、こんな自分のことでいっぱいいっぱいなエントリーをしていいものだろうかと思うけど、書けるときに書かないと抜け出せなくなってしまいそうなので。心の闇というか、かなり暗いのでたたみます。
 最近のRさま*2のお裁縫にまつわる日記を拝見していて、「あぁぁ、私と同じ・・・! っていうか私の心そのものかもしれない・・・!」とものすごく共感して嬉しかったのですが、同時にぼんやりしていた自分の心をはっきりと知りました。。。
 私は私なのだと言い聞かせても、人生は自分にしか責任取れないんだからと思っても、生き方に間違いや無駄なんてないとわかっていても、ともすれば自信を持てずにうつむいている気がします。最近ため息の数が半端なくて、自分で気づいているときもあるけど、無意識のときも多い(らしい)。33年生きてきて、オールクリアで模範的な生き方をしてきたわけじゃないけど、悪いことをしたこともないし、小さなミスはたくさんしているけど、後悔するような人生でもない。今だって家族がいて、友だちがいて、仕事があって、趣味もあって、幸せなのです。でも、いつも責められているような、後ろめたいような、そんな思いが消えません・・・。
 オタにありがち(?)ですが、昔から空想とか妄想が好きで、何もしていないときはいろんなことを考えてます。反面、葛藤もしてました。でも、最近何もしていないときに浮かぶのは「苦しいなぁ」とか「疲れたなぁ」とか「しんどいなぁ」で、それ以外が浮かんでこない。その先がないのです。嫌なことはちょっとほかってKinKiさん見よーwとか、どうしたらいい方向へ向かえるかな?と葛藤することもない。ただ浮かんでくる感情を前に、立ち止まってしまうだけなのです。
 どんなときも支えてくれたり励ましてくれたり、ときには奮い立たせてくれたKinKiさんも。二人きりとか歌のみだったら(曲は選ぶけど)大丈夫なのだけど、他の人がからんできてトークとかはダメで、ホント、数か月マトモに兄弟は見ていません。。。曲も新しいものとか、楽器の数が多かったり音が重厚なのは避けてしまいます。情報も新しいのを受け入れられなくて、剛さんや光一さんのソロもほぼスルーでした・・・。お友だちの感想は読みましたけど、TVとか雑誌は全然・・・。オリスタは買いましたが、読んではいません。アルバム発売のお知らせは嬉しかったし、早くコンサートのお知らせ来ないかなと思っているけど、実際その情報に直面したときどう思うのか、実は怖いです。Time祭りとか音楽の日のときはめちゃ元気になったけど、今度もそうとは限らないし。。。
 でも、それはそれでいいやとも思っているのです。そういうときもあるだろうと。嫌いになったわけじゃないし・・・というか、むしろ好きだから、こういう気持ちのときに聴いたり見たりして、その曲なり映像なりに、今の状態が結びついちゃうのが嫌なのです。このとき疲れてたなー苦しかったなーしんどかったなーって思い出したくない。それが葛藤のうえでならいい。それなら結びついてもいいと思うけど、今はそうじゃないから。そういう気持ちをKinKiさんやKinKiさんの音楽に押し付けるのは、自分で許せないのです。。。KinKiさんとはゆっくりでも、ちょっとずつでも、歩いているときに一緒がいいもの。
 問題なのは自分自身・・・自分が演奏するときです。今シーズンの練習が始まる前、ものすごく緊張していました。新しい楽器をやることや、長いソロがあることからくるだけじゃない、もっと大きくて不透明な緊張。それで練習日の直前に偏頭痛になったりもして。いつもならどんな状況であれ、どんな曲であれ、シーズンが始まるのを心待ちにしていて、楽しみ!!って思っているのに、今年は緊張が勝っていました。でも、吹いているうちに元気になって。昔の私だったら速攻帰っているような、ボッロボロの演奏だったにも関わらず、ちゃんと飲みにも行って、普通に皆さんとお話ができました。そして今はKinKiさんじゃなく、身近にある音楽が救ってくれるのかもしれないと思いました。
 昨日で4回の練習が終わったのですが、毎回そうです。前日は緊張して、ちょっと憂鬱になって。でも、オケに行って皆さんの顔を見るとホッとして、演奏の出来はまだまだまだ・・・だけど、吹いているうちにどんどん元気になっていく。オケの人と話していると自然に笑っています。それで「いっぱい練習して、本番では絶対にいい演奏がしたい・・・!」と思って帰ってくるんだけど、かすかに、かすかに不安が残っているのです。それは吹けるようにならなかったらどうしようとか、失敗したらどうしようとかそういうものではなく、ぼんやりとしてて見えなくて、なんでだろうって思ってた。
 でも、Rさまの日記を拝見してて思ったのです。葛藤さえもしない飽和状態な今を、演奏することで一瞬忘れられるとか、少しだけ発散させられるとか、そういうことはないのだろうかと。だからいつも吹いているうちに元気になるんじゃないかと。まだまだ練習不足なのはわかっています。楽器にも慣れてないし、長く吹き続ける持久力もついてない。音を出すだけで精一杯で、音程もガッタガタだし、フレーズもつかめてないし、イメージもあまりできてない。でもその前に、私はちゃんと演奏しようとしているんだろうか・・・。昔、フルートを吹いていたときみたいに、自分を守るために吹いていないだろうか。吹くことが鉾だったり盾になってないだろうか。だからいつも元気になるのに不安になるんだろうな、と。
 取れるだけの時間をすべて練習に使っても、オケのみんなやお客さんが他のアマオケで聴くようなソロを吹くことはできないと思います。圧倒的なキャリアの差があるから。だからそのことはあまり怖くないというか、気にしないようにしているし、私だけが特別なわけでもなく、みんな一緒だと思ってます。限られた時間でできる限りのことをして臨むしかないし、そこでできることができたら、少なくとも私は満足できる。でも、今の心の状態を本番までに好転させられるのかは怖いです。とりあえず仕事だけでも何とかしたい・・・というか、仕事が何とかできればかなりよくなる気がする・・・。

*1:KinKiとNEWSね

*2:いきなりイニシャルお出ししてすみませんー!!