またも無駄に長い

 昨日のうちに更新できなかったので1日遅れてしまいましたが、「K album」発売おめでとうございます・・・!

K album(初回限定盤)(DVD付)

K album(初回限定盤)(DVD付)

K album

K album

 一度聴いた限りでは、Familyあたりから盛り上がってくる感じです。それは私がどりかむ信者でないことや、KinKiさんには昭和っていうか、湿度高いっていうか、持ち重りのする歌が合うと思っているせいかもしれない。。。そういう意味で「いのちの最後のひとしずく」なんていいっすねー。タイトルからして重い、重すぎる!!(でもカバーなんだね)だけど、シングル曲を抜かして一番好きなのは「2nd Movement」です(笑)。一見(一聴?)キャッチーなんだけど、かなりの歌唱力を必要とする感じが、「KinKiじゃないと歌えないよね・・・!」と鼻高々で聴けるところもツボです(なんか私、曲がってる?)。
 二人どヤさえ聞いていないし、TVもほとんど見ていないので、今回のアルバムはノー情報で聴いているのですが、松本氏が三曲も書かれているのにびっくりしました。そして「バツ イチ」とかリアルというより生々しい単語が飛び出したり、昭和な感じなのに「告る」とかイマドキ言葉が出てきたり(だけど若干遅れ気味)、変わらず独特のバランスだなーと思いました。硝子の少年やスワンソングもちゃんと歌詞を読むと突っ込みどころがあっておかしいんだけど、メロディがつくとなんとなくつるっとまとまっている感じがするのも不思議だよなぁ。
 Kアル発売!ってことでさらっと初めてしまいましたが・・・いえ、それでいいと思うんですけど、それだと私のブログっぽくないので・・・ご無沙汰しておりました。最近このご挨拶でしか日記を書き始めていない気がします(笑)。でも、今まではハイクをやっていましたし、日記は書かずともパソコンを立ち上げて皆様のエントリは拝見していたんですが、今回はハイクも控え、パソコンを立ち上げることも稀だったので、本当にご無沙汰です。エントリのない間も拍手をくださった方々、たまのハイクにお☆さまをくださった方々、ありがとうございました。そして私は拝見したりしなかったり、読みっぱなしだったりですみませんでした。。。
 この日記を書いた後も飽和状態で、何事もやる気が起きず、疲れたなぁしんどいなぁとため息をついて立ち止まっている日々でした。抜け出さなきゃと思うのに、はっきりした理由があるわけでもなく。出る方向もわからないし、それを探す気力もなく。ただ「ずっと抜け出せなかったらどうしよう」と思って、またため息をついていました。抜け出せなかったらどうしようと思っているのに、焦りさえしない自分が怖くなったりも・・・。普通に暮らしてはいたけど、心では「なにをどうすればいいかもうわかんないよ」って、迷子の子どもみたいにべそべそしている感じで、結構きつかったです。。。
 先月15日のオケ練習は久しぶりに合奏だった*1んですが、場所がいつものところじゃなかったこともあり、吹きながら「気持ちが引いてるなー」と思いました。いつもみたいに吹いているうちに元気になっていく、でもちょっと怖がってる、みたいな。先輩に「まだまだ気持ちが引いてますね・・・」といったら、「2ndが引いてたら、1stがかわいそうだよ。もっと出さなきゃ」といわれて。そこで自分の出番は終わったんだけど、このまま帰りたくないなーと思い、残っていた先輩に「最近、気持ち的に元気が出ないんです」と半ば無理矢理(苦笑)話を聞いてもらいました。
 長いこと元気な自分に戻れなくて、戻る気力もなくて、どうしていいかわからない気持ち。はっきりコレとはいえないものの、いくつか思い当たる節のある理由。誰かに聞いてもらったら楽になるかもしれないけど、口に出したら認めることになる気がして言えなかったこと。優しくもなく見栄っ張りでわがままで、そんな自分を見られるのが怖くて、同期にも友だちにも話す気になれなかったこと。演奏していても、ただのストレス発散なんじゃないか、みんなはどう思って聴いているんだろうと不安だということも話したんだけど、そんな人いっぱいいるよ、人がどう思うかなんて関係ない、演奏して元気になるならいいことじゃないといってくれました。
 いくつか質問されたんだけど、みんな主語が「私」でした。何をしていたら楽しいのか? どうして後ろめたい気がするのか? なぜ仕事で不満や虚しさが募るのか? 私の希望、私の意思は何なのか、どこにあるのか。何一つはっきり答えられなかったのですが、逆にしばらくそういう考え方をしていなかったなーとも思いました。そこで「断捨離してみたら?」と、話題になっている「人生がときめく片づけの魔法」という本を教えてくれて。帰ってから雑誌の付録でついていた「断捨離ノート」をつけてみて、翌日に本も買って読んでみました。本屋さんで見かけても惹かれなかったけど、勧められると読んでしまう私(笑)。片づけの本ではあるのだけど、自分の心と向き合う哲学書のような感じでもあり、読んでいるうちに少しずつ自分が見えてきました。
人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

 どうやら今年度に入って、特に人事異動や昇級があった7月以降、自分をほとんど肯定できていなかったようです。。。後任を作らないと異動できないよ〜みたいにいわれているのに、後任から異動していくことが何年も続き、虚しさと不満が募って。主任になんかなったものの、自信がないし、今までとの違いもわからないし、不安にとらわれ。頑張らなきゃ、ちゃんとしなきゃと思いだけが空回って、マイナスの気持ちばかりが膨らんでいました。でも虚しさや不満は責任転嫁だし、不安なのは目をそらしているからなんですよね。。。室内楽のコンサートも中止になってオケの練習もなく、KinKiさんもシングルが1枚出ただけ、ソロも東京公演がないので行けず、家でも母のこととかあったり(結果、何でもなかったのですが)、ストレスもうまく発散できていなかったと思います。些細なものを買って喜んでは発散した気になっていたけど、気をそらしていただけ。ものにしがみついていた分、逆に縛っていたかもしれません。。。
 片づけるにあたり、ゴールとなる「理想の部屋での理想の生活」を想像するのですが、シンプルでちょっと散らかった部屋でダラダラしたいと思いました。リラックマ的なダラダラ(笑)。おしゃれな部屋、可愛い部屋に憧れがないわけじゃないけど、きっと生活するには疲れる。それにおしゃれなもの、可愛いものが好きかというと、それほどでもない・・・。大切なものはトコトン大切にするけど(オーボエとか)、多くのものに愛着・執着を持たないタイプです。パステルカラーが好きそうといわれるんだけど、本当は白・ベージュ・黒みたいな地味な色が好き。眺めている分にはいいけど、自分の世界に色がたくさんあると疲れてしまいます。家庭的とか女の子らしいとかきちんとしてそうともいわれるけど、全然家庭的でも女の子らしくもないし、基本的に淡々としててつれないです(笑)。前に心理テストをしたことがあるんだけど、外ではきちんとしている反面、家の中では適度にだらしなくしていないと、精神のバランスを取れないタイプらしくて(笑)。確かに会社の机や引出しは整頓されているけど、家では服を出しっぱなしにしたり、ごみを捨て忘れて積んだりしているときもある・・・。外面がいいといわれるのが怖くて、同時にビクビクもしていたり。
 ここまで読まれておわかりと思いますが・・・周りから見た自分のイメージや、こうしていれば失敗はしないでしょという固定概念に左右されて、あまり自分の意思で動いていないんですよね。自分の部屋の中でさえも・・・。誰が何といおうと自分は自分だし、自分が信じて認めなくては誰がしてくれるんだって思うだけで、実際には人の目を気にして実行していないのだから、そりゃ苦しくもなりますよ(笑)。それでちょうど10月31日から2週間お休みなので*2、徹底的に片づけてみようと思い、本の通り片づけ始めました。今は最後に手をつけるべしな思い出品の整理をしているので、ラストスパート中って感じかな。まだ部屋の真ん中に捨てるもの(壊れたレコや段ボール4箱分の本・雑誌・CD・・・)が置かれていますが、相当捨てたのでかなりすっきりした部屋になりました。
 同時に心もすっきり。本を読んだだけでもかなり効果はあったんだけど、実際にものを減らしていくと気持ちも軽くなっていきます。片づけ方法は「触ってときめくものだけを残し、あとは捨てる」というシンプルなものだけど、判断するのもその責任を取るのも自分なので、自然と自信がついていくんですよ。無駄遣いしたなーと反省もするけど、いいもの買ったなと思うものもあるし。普段ハウツー本を読まない私ですが、これは皆様にもオススメできます。片づけ方法だけじゃなくて、しまう方法とかリバウンドしない方法も書いてあって、参考になりますよ(笑)(こういうものにすぐ感化されるのも、自信なさの現れなんだろうなとも思うけど、まぁそれは置いておいて)。
 もう何年も着ていない洋服や雨用とかいって残しておいた靴に始まり、本当にいろんなものを捨てました。昔から本が好きで、読んだ本は取ってあったけど、触ってときめく何度も読み返している数冊を残して手放したし。中学時代から断続的につけている日記も2年分を残して捨てたし、古い手紙やピントもあってないような写真とか、過去のものも捨てました。まさに過去に片を付けたって感じ。20年前、好きな人にもらったホワイトデーのキャンディもあったんだけど、いやー、キャンディも20年経つとこんなんになるのね!って感じでした(笑)。溶けたり固まったりを繰り返したらしく、袋の中でぶよぶよしてて、一部は破れてビンの中で漏れてて。その想いは自分を変えてくれた大切なものだけど、さすがにこれ以上取っておくこともできないのでバイバイしました。でも20年食べずに取っておいたという行為そのものがかなり胸キュンなので(笑)、ビンは洗ってペーパークリップ入れにしました。
 それで残ったものを見てみると、洋服みたいな生活に必要なもの、マニキュアみたいなプラスアルファで使うもの以外はほぼKinKiでした。やっぱり!やっぱり私にはコレなのか!!という(笑)。オーボエや鉄関連もあるけど比じゃないもん(笑)。雑誌、切抜き、書籍、パンフレット、カレンダー、グッズ、CD、DVD。雑誌もグッズも全買いするタイプじゃないし、昔の雑誌とかは捨てているけど、それでもかなりの量があります。休む前、チームの先輩に「休みは片づけします」といったら、「KinKiのものはどうするの?」と聞かれ、「それにときめかないといったらときは、心 療 内 科へ連れて行ってください・・・」といって笑い合ったけど、ホントそのとおりですね。しばらくKinKiさんから離れていたけど、私にはコレなんだと思いました。本箱に入れっぱなしだった雑誌も本もパンフレットも、全部出して一つ一つ触ってみると、ただの雑誌もKinKiさんが表紙ってだけで妙に愛しくて(笑)(なので表紙以外の雑誌はKinKiさんだけ切り取って捨てました)。グッズやチケット半券や会報といった細々としたものも全部見たんだけど、いろんな思いや思い出がよみがえってくる。さすが半生をファンでいるだけありました(笑)。
 そんな感じで片づけに明け暮れていたわけですが(本当に片づけ→昼ごはん作る→練習→夕ごはん作る→片づけという生活でした・・・。毎日体中が痛かったです。笑)、家族で一泊旅行したり、KinKiつながりのお友だちと遊びに行ったりもしました。そんな話もまたちょこっとできたらいいなと思っています。とりあえずはここまで〜!

*1:3回連続でセクション練習だったので

*2:勤続10年ってことで2週間お休みがもらえるんです・・・つくづく休みの豊富な会社・・・