演奏会

 無事に終演を迎えました。前回の日記にお☆さまをくださった皆様、ありがとうございます。土日は終バスが早いこともあり、「朝まで二次会」に参加して6時半頃帰宅しました。その後メイクを落としたり着替えたりしてベッドに入ったのですが、興奮しているのか疲れ切っているのかお腹が空いているのか、1時間くらいで目が覚めてしまい。さすがに起きる気にはなれず、お昼までずっとおふとんにもぐっていましたが、一日疲れが取れませんでした。ゴロゴロしていたとき、母がベランダで私が吹いたソロを口ずさみながら洗濯物を干していて、なんか嬉しかったです。母がクラシック曲を口ずさむのは珍しいので。
 オーボエを吹くときは、常に第三者の自分がいるように心がけています。気持ちを込めなければいい演奏はできないけど、それを見ている自分もいないと、練習での注意点とかそういうものを見失ってしまうので。。。でも今回はときどき一人になっていたかなぁと思います。それで大事故が発生したわけではないので結果的によかったのですが、精神のコントロールというのは本当に難しいと思いました。特にソロを持っていたりすると・・・ね。
 コールアングレは練習中も必死だったので、本番もやっぱり必死でした。周りの音も聴こえていたし、気持ちの上では緊張していなかったけど(体はスムーズに動かなかったので、緊張していたと思う)、一生懸命すぎて、自分ではどんな演奏だったのかよく覚えていません・・・。でも息が苦しくても音が高くなってつらくても、気持ちは引かずに前にいけていたので、悔いはありません。もともと上手な演奏なんてできないとわかっていて、ただみんなのために、気持ちが負けて後悔するような演奏だけはしたくないと思っていたので、それができてよかったと思います。先生にも団員の皆様にもよかったよといっていただけて、本当にほっとしました。曲の終わりに舞台上で立たせてくれるんだけど、不覚にも泣いてしまった。。。
 うまく感想が書けるかわかりませんが、書けたらもうひとつのブログにUPしたいと思います。・・・なんか、UPを約束するものが増える一方(苦笑)。有言実行せねば!
 演奏は趣味です。自分の意志で選択してやっています。でもだからといって楽しいことばかりではありません。むしろ思うように吹けなくて、苦しいことの方が多いかもしれない。でもみんなでひとつの目標に向かって、一生懸命練習することはかけがえのない時間と経験です。そのうえで迎える本番は、本当に素敵な瞬間。お客様のために演奏してはいますが、そこで拙い演奏だといわれたとしても、ある意味それはそれで、自分の中にはちゃんと何かが残るし、それを糧にまた先へ進めるのだと思います。私はもっとうまくなりたい。自分の気持ちがちゃんと伝えられるように。これからもずっと演奏していきたいです。