読了

 話題だからといって手に取らないし、現代作品もそう読む方ではないので、自発的には読まなかっただろう本です。考えさせるネタはちりばめられているけど、帯の評価ほどいいとは思わなかったかな(小声)。もちろん個人的な好みの問題なんですが、死が出てくる話がライトに書かれるのはあまり好きじゃなくて。こういう文体も好きかっていうとそうでもない・・・っていうか、小説というよりブログっぽいような。。。そして未だに一文一文改行する作品に慣れません(笑)。重々しいと読んでもらえないのが忙しい現代社会なんだろう・・・と思ったりもしますが、ずっしりしててじめじめしてて、息苦しくなるような小説がやっぱり好きです(笑)。

世界から猫が消えたなら

世界から猫が消えたなら

 繁忙期中に家の方向が同じ人と何度か一緒に帰って、本とか映画の話をしたんですが(その人は理系で、本は読んでこなかったそうですが)、「本や映画は娯楽だ」って言ってたんですね。でも私にとって本は戦友で、読むときは真剣に向き合うので、娯楽でも趣味でもないんですよね。。。学生のとき教授が「文学部の人間は趣味が読書だと言ってはいけない(学ぶもの、研究するものだから)」と言っていたのを思い出しましたが、今さらながら「そうだなー」と思います。上記の本に108って数字が出てくるんですが、これはきっと除夜の鐘の数の由来と同じなんだろうなーとか、そういうことを自然と考えてしまう(笑)。
夏目漱石『こころ』 2013年4月 (100分 de 名著)

夏目漱石『こころ』 2013年4月 (100分 de 名著)

 放送は初回だけ見て後をためている・・・今日が最終回だったので早く追いつかないと。来月は老子なのでまたテキストを買って、放送を見たいと思います。そういえば村上春樹の新作がまた売れているそうですね。昨日の朝日新聞に載っていて、好きな中江有里さんが感想を書いていましたが・・・。1Q84は単行本で買ったけど、これは文庫まで待とうかなー。
 ブクログのIDを取ってみたけど、本棚を作る時間がない(笑)